牛乳を生産する酪農の仕事って? “牛飼い”マンガ家に聞いてみました
子供の頃、給食で毎日のように出されていた牛乳。
そのまま飲むだけでなく、惣菜からお菓子まで、様々なお料理の材料にも欠かせない食品ですよね。
そんな牛乳を生産、提供してくれる酪農家や酪農従業員の人々のこと、ご存じですか?
2019年6月20日に酪農の現場を描いたコミックエッセイ『毎日、牛まみれ 牛が好きすぎて酪農してます!』を出した、現役の酪農従業員・牛川いぬおさんに、リアルな“牛飼い”のお仕事について聞きました!

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――酪農業と画業の両立は大変だったと察するのですが、牧場は朝が早いのですか?
牧場によってそれぞれですが、早いところは午前3~4時から勤務が始まります。自分の職場は、午前6時半~です。

――午前3時!早いですね…ということは、その時間にはもう牛は起きているのでしょうか?
はい。でも、牛は立ったまま寝ていることもあるらしいのですが…。実際何時間くらい睡眠をとっているのかは、わからないです。搾乳が終わるとごろんと寝っ転がっていることもありますし。こまめに寝ているのではないでしょうか。
――寝っ転がった牛、愛らしいですね。牛とふれあう中で、幸せだと感じる瞬間はどんな時ですか?
牛の方から自分に寄ってきてくれる瞬間がうれしいですね。覗き込んでくれたりですとか。それと、エサを元気に食べている姿を見ると、ほっとします。

――普段から牛乳や牛肉はよく召し上がるのですか?
あくまで商品なので、仕事で食べることはありません。
だから、普通にスーパーで買って飲んだり食べたりしています。
牛肉も、豚肉や鶏肉、魚と同じように自然に食べていますね。

――普段牛と接していて、そのお肉を食べることに抵抗を感じることは?
「平気なのか」とよく聞かれるのですが…。食べるために育てるのが畜産ですから、死まで受け入れて仕事をしています。粗末に扱われたらとても頭に来ますよね。自分1人ではなく、例えば精肉店など、色々な方が関わられている訳なので、私は感謝しながら食べます。「いただきます」の精神です。
コミックの中では、「食」や「命」について考えさせられるシーンもたくさん。牛たちや酪農のことをよく知れば、食卓の牛乳や乳製品、牛肉がもっと味わい深く感じられるかもしれません。
著=牛川いぬお/「毎日、牛まみれ 牛が好きすぎて酪農してます!」(KADOKAWA)
Information
『毎日、牛まみれ 牛が好きすぎて酪農してます! 』
『毎日、牛まみれ 牛が好きすぎて酪農してます! 』
現役の”牛飼い”が描く、汗と笑顔の酪農コミックエッセイ
たくましい体に、円らな瞳… 牛に一目ぼれして酪農業に転職。
ハードな時もあるけれど、やっぱり牛はかわいい! 現役酪農従業員が描くリアルな牛の姿や牧場での働きぶり、牛と暮らす幸せがにじみ出たエッセイ漫画。命の尊さや「食」について考えさせられるエピソードも満載。
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