【実録・袋分け女】予備費多めで余裕をつくる、ののこさんの場合
ののこさんちの1カ月の家計内訳
【収入】
夫の収入(手取り) 33万円
妻の収入 0円
ボーナス(手取り) 45万円×2回
1カ月の収入合計 : 33万円
【支出】
● 固定費
家賃 9万5950円
義両親返済 1万円
水道・光熱費 2万円
通信費 4320円
携帯費 8058円
教育費 3万円
夫の小遣い 2万円
娘の小遣い 2000円
貯蓄 6万2672円
● やりくり費
食費 2万3000円(※)
お米費 4000円(※)
日用品費 2000円(※)
おむつ費 3000円(※)
ガソリン費 1万5000円(※)
予備費 3万円(※)
(※)がついているものが袋分けしているもの

お米費やおむつ費など、大型出費は袋を別にする
昨年の2月、夫の借金発覚をきっかけに、一から家のお金を見直し、袋分けを始めたののこさん。「家計簿を人生で一度もつけたことがなく、面倒くさがりな性格なので、最初はどこまで続けられるか心配でした」。ところが、振り返れば1年で130万円もの貯金に成功。その秘訣とは?
「最初に予算を組むとき、食費をいくらに設定するか迷いました。正直、今までどれくらいスーパーで出費していたのか、全く分かっていなくて……。とりあえず1日1000円にしてみよう、と予算を立てたのですが、これが絶妙なラインで、時々赤字になるんです。それが私のやる気に火をつけ、下味冷凍の作り置きをしたり、外食を減らしたりと、やりくり上手になっていったのかもしれません。ただ、お米やおむつを買うときだけは、絶対に赤字。テンションが下がるので、あえてそこだけは費目を別に立て、全体的に予算内に納まるようにしました」
そんなののこさんですが、初めのうちは、もっと別の費目があったそう。「最初の頃は衣服費や医療費などの袋もありました。でも大枠の予算からはみ出なければそれでいいじゃん!と気づいてからは、たまの出費はすべて予備費から出すことにしました。食費に赤字が出ても、ちょっとしたお出かけも、余裕を持たせた予備費を設けたことで、焦ったりギリギリ感を味わうことなく、楽しく続けられるようになりました」
給料日の「仕分けの儀」を拝見!
袋分け女たちが「この作業が楽しくて続けている」と皆口を揃えるのが、毎月1 回の仕分け作業の日。ののこさんの「仕分けの儀」とは、いったいどんな流れなのか!? 詳しく見てみます。
1. 給料日 ゆうちょでお金を下ろす

毎月のやりくり費分の現金を下ろす。ゆうちょの場合、5万円を下ろしたいとき「5万円」ではなく、「50千円」とすると千円札が50枚出てくるので、仕分けをするときに便利。
2. 予算ごとに振り分ける

ののこさんの費目分けは基本6つ。「食費」「お米費」「日用品費」「おむつ費」「ガソリン費」に加えて「予備費」。先月使ったお金を参考に、微調整をして、予算を確定させる。
3. 袋に現金を入れる

それぞれの袋に現金を入れていく。ののこさんが使っているのは、無印良品のクリアポケット。「中身が見やすく、出し入れもスムーズ。SNS の評判どおりの使いやすさです」
4. 食費は週ごとに分ける

食費は1日1000円とし、1週間7000円。5週目は日割り計算で、3日しかない場合は5週目の袋に3000円を入れる。その週の食費を3の食費の袋に入れ、翌週以降の分は家に保管。
5. パスポートケースに袋をまとめる

通帳や銀行のカード、クレジットカード、デビットカードなども入れている無印良品のパスポートケースに、お金を仕分けたクリアポケットをセットして、いよいよ仕分け作業が完了。
6. バッグに入れて持ち歩く

近所へ出かける場合は、必要な分だけお財布に入れ替える場合もあるけれど、家族でお出かけする日などは、基本的にパスポートケースごとバッグへ。支払いもすべてここから。
この合わせ技がスゴイ!
【クレジットで支払った分は袋から移動】

クレジットカードを使ったときは、端数を抜かした金額をクレジットの袋に入れ、端数の収支金額をメモしておく。使うたびに繰り返し、最終的に月末に収支を揃える。
【ボーナスは特別費に充てる】

年に2回のボーナスは、半年ごとの特別費に。年間でかかる特別費は事前に一覧で表記。ことしの下半期は、車検や長女の夏期講習、クリスマス代などに使用。
【携帯代は格安SIMで実質0円に】

ののこさんと長女の携帯は楽天モバイルに。固定費など大型の支払いを楽天カードで支払っているため、携帯代はためた楽天ポイントを使い、実質0円状態!
【自作の家計簿で毎月のお金の流れも視覚化】

お金に興味が湧いたののこさんは、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。学んだ知識を基に家計簿を自作し、1カ月の収支を管理するように。
費目分けは基本6つにして、衣服費や医療費などはまるっと予備費で管理するのが、ののこさん流。ちまちまと費目分けしすぎてギリギリ感に襲われている人は、この〝予備費多め〟を見習ってみると余裕が生まれるかも?
撮影=小林祐美 取材・文=田中理恵
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