老後は「なんとかなる」から自分で「なんとかする」新時代に!【昭和脳をチェンジしてムダづかいにサヨナラ(1)】
日々の支出から老後、住居、教育にかかる費用まで。
世の中の状況や価値観が猛スピードで変化している令和時代。
頭の中もリニューアルしていかないと、無駄なお金を使うことになるかもしれません…。
第1回目の今日は、ファイナンシャルプランナーの横山さんに気になる老後のお金についてうかがいます!
さっそくですが、あなたはどっちのタイプ?「昭子 OR 令子」

↑昭和っぽい感覚の昭子「家を持つなら絶対戸建て!」

・お金は銀行ATMで下ろして現金払い
・買い物は底値チェック後まとめ買い
・日曜日は家族でレストランへ、がプチぜいたく
・掃除はキャニスター掃除機できっちり
【プロフィール】
穴呂具昭子(あなろぐ・あきこ)、35歳。
夫と長男(小3)、長女(幼稚園年長)の4人家族。
住まいは郊外の一軒家。週4日、近所のスーパーでパート勤務。
趣味はキムタク出演のドラマを見ること。
好きなことばは「自分へのごほうび」と「繰り上げ返済」

↑令和スタイルをどんどん取り入れてる令子「小さな頃からパソコンがあった」

・現金はあまり使わずクレカと○○Payでキャッシュレス払い
・買い物はアマゾンプライムで
・日曜日はLINEデリマで食事をオーダー
・掃除は出勤前にルンバをセット
【プロフィール】
出字樽令子(でじたる・れいこ)、35歳。
夫と長男(小3)、長女(保育園年長)の4人家族。
住まいは駅近くの賃貸マンション。出勤は週1回のテレワーク勤務。
趣味はコンビニスイーツの食べ比べ。
口癖は「それってコスパ的にどうなの?」
これからの「老後費」はこう考える!

教えてくれたのは▷横山光昭さん/ファイナンシャルプランナー
著作が120冊を超える人気FP。
人気により2020年1月より「横山光昭のFPコンサル研究所・オンラインサロン」をオープン。
「なんとかなる」が終わり「なんとかする」時代に
残念ながら今は昭和の高度経済成長期と違い、国や行政が手厚く守ってくれる時代ではありません。
でも、「ずるい」といっても始まりませんし、戦争もなくスマホも自由に使える日本に生まれて幸せ、くらいに考えたほうがいいでしょう。
銀行にお金を預けてもほぼ増えませんから、怖いとちゅうちょせずにイデコを始める、キャッシュレスなどのデジタル化にもついていく、など自己責任のうえで自己防衛をするのが、今の最善の老後への備えです。(横山さん)
定年まではモーレツに働き、定年後はのんびりした「昭和」

給与日▶︎かつては給与日は毎月家族でレストランに出かけた

男は会社でバリバリ働き、女は家庭を守る、と男女の役割分担がはっきりしていた昭和時代。
給与日には家族でレストランに行ったり、すき焼きを食べたりするのが恒例でした。

年金▶︎かつては老後の心配はせず貯蓄の意識は低めだった

昭和36年に始まった国民年金制度。
その後人口比率に応じて改正が重ねられていますが、「食べていけるくらいの年金はもらえるから大丈夫」と考える人が大多数でした。

定年後▶︎かつては老後は長い遊びの始まりだった

厚生労働省によると昭和50年の平均寿命は男性72歳、女性77歳。会社員は60歳で定年退職し、体力、気力がまだ充分。
「老後何をして過ごそうか?(ワクワク)」と考えました。
元気と体力があるうちはずっと働くのがスタンダードの「令和」

給与日▶︎change!給与が入ると貯蓄分と固定費を先取り

給与やボーナスが入ったらぜいたくをする、という時代は終了。
先々に備えて先取り貯蓄をしたり、SNS上で「いいね」がもらえる小さな〝ネタ消費〟をしたり……
お金を使わずに楽しむのが主流になりました。

年金▶︎change!個人でも積み立てないと!年金が足りないなら「イデコ」を

放っておいても貯まり、老後は安心、という時代は終了。
じゃあどうするの? そう考えたときに今のところベストなのが個人で年金を積み立てる「イデコ」なんです。
ここ数年で加入者がとても増えたそう。

定年後▶︎change!人生100年時代到来。長く収入を得る方法を考えるように

厚生労働省によると平成30年の平均寿命は男性81歳、女性87歳。寿命は今後も延びるといわれ、一方で年金と退職金は減少。だから老後もできるだけ働き、長く収入を得て、社会とつながるのが理想です。
まだまだある!こんな昭和脳もチェンジ

昭和▷老後=隠居。社会に必要とされない寂しさもあった

令和▶︎老後=第2の人生のスタート。まずは高止まりした価値観をリセット
老後を「老いたあと」ではなく、「新たに生き直すチャンス」と捉えて、積極的に可能性を広げる人も多い。
過去の経験や年齢を意識し過ぎず、柔軟な心でチャレンジを!

昭和▷定年後は退職金で不動産や高級車を買うのが喜び

令和▶︎退職金がなくても地域ボランティアで友人を増やす
自分本位の活動(個人の趣味や事業など)より、人との関わりや地域コミュニティでの活躍が生きがいになる時代。誰かの役に立つことこそ、今後はトクだといわれている。

昭和▷投資はハイリスクハイリターンで、専門家がやること

令和▶︎これからはローリスク&ほどほどリターンで個人も投資を始める
以前は株などの投資はリスクがあるから素人は要注意、と思われていたけれど、これからは個人もローリスクの投資を始めて年金の不足分を補う時代。
少額から始めてみて。

昭和▷家族は大勢いるもの。老いては子に従って控えめに暮らした

令和▶︎子がいないケースも増えどう暮らすかを自由に選択できるようになった
未婚化、少子化が進み、家族の在り方も多様に。望まない人間関係に振り回されず、老後は自分らしい生き方が選択しやすくなった。その半面、自己責任の時代に突入した。
次回は引き続き、横山さんと一緒に「住居費」について考えます!お楽しみに♡
【レタスクラブ編集部】
Information
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