住宅ローンが負担…。少しでも負担を軽くするには?【お悩み相談】
お悩み相談
昨年、長年の夫婦の夢だったマイホームを購入しました。土地も郊外ながら交通の便の良い場所を購入し、それぞれの理想やこだわりを詰めた間取りを設計してもらいました。
すてきな家になったので後悔はしていませんが、一生に一度の買い物だと思い、設備や仕様もなるべく妥協をせずに注文したので、費用が当初の想定していたプランよりも高くなってしまいました。
ある程度の頭金は準備していましたが、それでも住宅ローンの額が大きいです。
ローンの年数を長めにしましたが、それでも夫の手取り30万円のうち、10万円ほどはローンの返済に消えてしまいます。残りの20万円から食費や水光熱費、通信費などの支払いをしていくと、ほとんど残りません。
急に冠婚葬祭に呼ばれたときなどのために、予備費という項目をつくって少しずつ貯めるようにしているのですが、それ以外の貯金はほとんどできていないのが現状です。それどころか、赤字の月は私が独身時代から貯めていた貯蓄を切り崩して補てんすることもあります。
今は娘が小さいために専業主婦をしていますが、娘が幼稚園に入ったら私も復職する予定です。資格を持っているので、正社員として雇用してもらえるし、平均的な給与もそう悪くない職業です。共働きで半額ずつ返済していくことができるようになれば、ローンの負担はぐっと減ると思います。
しかし、娘は今1歳なので、幼稚園に入るまであと2年あります。家計もなるべく切り詰めているし、今は子どもにかかる出費もまだ多くない時期とはいえ、やはり余裕のある生活ではありません
何より、「家計に余裕がない」と思うと、生活が窮屈に感じられてしまい、辛いです。
家を購入する前にシミュレーションもして、なんとかやっていけると判断したはずなのですが、実際に生活してみると、このギリギリな生活を2年も続けるのは、精神的な面でも負担が大きいなと思うようになりました。
少しでも住宅ローンの負担を軽くする方法はありませんか?
無理な改善より長期的な計画で視点の切り替えを
毎月確実にかかる住居費は、大きくなりすぎると家計にとって大きな負担に感じてしまいますよね。
ただ、ローンを組まれたのが昨年で期間長めということですので、一般的なローン見直しで改善する可能性は低いと思われます。
最初の数年間金利の引き下げ幅が大きい「当初引き下げプラン」が利用できれば直近の負担が軽くなる可能性もありますが、一定期間後に負担が大きくなりますし、組み換え費用分元金が増えてしまうため、慎重にシミュレーションする必要があります。
ここは、無理にローンの支払いを軽減しようとするよりも、今から2年間の赤字分をその後の増収でカバーする計画を立ててみるのはいかがでしょうか。
2年後の復職で収支が改善すると分かっているなら、問題はどちらかというと家計そのものよりも気持ちの部分だといえます。
復職する具体的な時期や増収額などを計算し、実現可能な計画を立てることで将来的な見通しが立てば、貯金を切り崩したり収支がぎりぎりになる状況も「一時的なこと、あとで取り返せる」と冷静に受け止めやすくなるのではないでしょうか。
そもそも、家計は家族の人生に沿って変動するものですので、いつも良い状態であり続けるのは不可能です。
短期的な収支ではなく、長期的な視点に立って計画を立てたり判断する練習をすることは、今後の家計管理にも役立つスキルだと言えるでしょう。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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