他人をヨイショせずにいられない。この癖、なおりますか?【お悩み相談】
お悩み相談
53歳の共働きの主婦です。子どもはおらず、55歳の夫と2人暮らしです。
私はいわゆる「褒め上手」です。初対面でも2~3分言葉を交わせば、どこをどのように褒めれば喜んでもらえるかが、即座にひらめきます。
私の褒め言葉はツボを心得ているらしく、「やだー、褒めすぎ」、「お世辞がうまいな」などと言いつつ、たいていの人は満更でもなさそうです。
喜んでもらえると単純に嬉しいですし、その場の雰囲気もよくなります。私は、会う人会う人、全力で褒めまくるようになりました。
どの人も、私と話すときは褒め言葉を求めているように思え、いつの間にか、他人をヨイショするのが、すっかり癖になりました。
人間誰しも褒められれば悪い気はしないらしく、職場やご近所づきあいなどの人間関係は、少なくとも表面上は良好です。
ですが、最近、ヨイショしているときに、「また始まった」と思われているのでは、と怖くなってきました。
自分がヨイショしていない相手から、冷ややかな視線を受けているのでは?「お世辞ばかり言う調子のいい人」と陰口を叩かれているのでは?と思うこともあります。
褒めた相手から、冗談ぽくですが、「○○さんにも、同じようなこと言っていたよね」と指摘されたことがあり、余計にそう考えるのかもしれません。
この褒め力を買われて接待の場につきあわされたり、さらなる褒め言葉を求めて、プライベートでメールや電話をしてくる人もいたりして、最近、ちょっと疲れ気味です。
少しヨイショを控えようと思うのですが、長年の癖はなかなか抜けません。
相手が「ここを褒めてほしい」と思っているのが手に取るように分かってしまい、どうしても反射的に褒め言葉を連発してしまうのです。
何も言わずにいると、相手から無言で褒め言葉を要求されているような圧力を感じます。もし、私がヨイショをやめたら「誰からも相手にされなくなるのでは?」という不安もあります。
他人を褒めること自体は、嫌いではないのです。むしろ好きなくらいです。
ただ適度な人間関係を保ち、自分も疲れないようにしたいだけなのです。
どうしたらいいでしょうか。
「ヨイショ」ではなく「すばらしさを言葉にする行為」
褒めることはすばらしいことです。自信を持って続けましょう。
世の中には、褒めることや褒められることが苦手な人もいます。褒めることを不審がる人もいますし、褒められたときにどうしたらよいのか分からない人もいるものです。
褒めることを「お世辞」「調子いい」と考える人もいるでしょう。それは、褒め言葉に慣れていないからです。
あなたは、思ってもいないお世辞を言っているわけでも、打算的にヨイショしているわけでもないでしょう。
他者のすばらしい部分に気づくことが得意で褒めているのですよね。
褒める力を接待などに利用されていると感じて気疲れしているようですが、あなたの得意な面を周囲が認めてくれていると受け止めるだけでいいのではないでしょうか。
接待の場や褒め言葉を催促されている雰囲気の中で、あえて褒めなければと気構える必要はありません。
他の人よりも自然に褒めることができるのですから、あなたらしく話せばいいのです。
◆回答者プロフィール
海野 雪(うみの・ゆき)
上級心理カウンセラー(日本能力開発推進協会認定)、不登校児童対応アドバイザー(全国webカウンセリング協会認定)など、心理系・教育系を中心に多様な資格を有する。200名以上の相談対応実績あり。
Information
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