何でもお金で解決する夫VS倹約家の私。どうしたら考えを変えてくれる?【お悩み相談】

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

今回は旦那様のお金の使い方に困っている「ぜにこ」さんのお悩みです。

【イラストを見る】小遣いとはあくまでも自由に使えるお金。いま一度、使える金額を考えよう
 


◆相談者プロフィール

ぜにこ(47歳女性)

小学生2人の子どもがいる47歳パート主婦。同い年の夫がいます。

お悩み相談


夫のお金の使い方で悩んでいます。

夫はコロナの影響で最近は在宅勤務となり、ほぼ家にいます。

今までもお金の使い方で夫と考え方が合わずモヤモヤしていましたが、最近家にいることでさらに夫のお金の使い方が荒く感じます。

子どもも休校の関係で家にいるのですが、「ヒマだろうから」と言って、勝手に子どものおもちゃやDVDを大量に購入してケンカになりました。

私は工作や読書やパズル、オセロなど家にあるもので遊ばせたりと、がんばって工夫してお金のかからない遊びをさせていたのに。

夫に言うと、「家にあるものは飽きているだろうから」と言い訳をします。

でも、子供のおもちゃもDVDもたくさんありますし、子ども用テレビ番組も多くあるので新しいDVDやおもちゃは不要です。

もともと夫はすぐにお金で解決する性格。

以前も小型自転車を勝手に購入してもめました。すでに電動自転車が2台あるのに、「小さいサイズのものがあれば便利だから」という理由でした。

また、整理整頓が苦手な人で物をすぐになくすのですが、探しもせずにすぐに新しいものを購入します。

おかげで家には同じものがたくさんあります。整理整頓すれば物をなくさずに探す時間も不要ですしムダ金を遣わずに済むのに。

服も靴もすぐに購入しますし、夏に扇風機、冬はヒーターも各部屋用に購入したり、家が物であふれています。

雨の日は濡れるからといってタクシー出勤ですし、まるでお金持ちの人のような生活をします。

貯金はたいしてありません。

夫は会社員で今のところ年2回ボーナスが出ていますが、ボーナスも出たらすぐに使ってしまう人です。

これからもずっとボーナスがあるかどうかなんて保障はないですし、いざというときのための貯金が欲しいのですが、夫のお金の使い方ではとても無理です。

我慢、ということをしない人です。

解決策として今の貯金額を定期的に見せていますが、今後、子どもの塾代も必要になりますし、家のローンもまだ残っています。

現状を把握してもあるために何度も話し合いをしていますが治りません。

お金の感覚を変えるのは難しいみたいです。

夫の考え方を変えるためにはどんな方法があるでしょうか?

予算と価値観のすり合わせで、納得感のある家計管理を


一緒にいる時間が長くなると、考え方や行動指針の違いが目立つようになってきてしまいますね。

ご相談の状況を改善する方法としては、「科目や使用者別に細分化した予算を立てる」「夫婦・家族としての価値観をすり合わせる」の2つが考えられます。

拝見する限り、現状では固定費以外のお金の使い方はあまり制限がなく、夫婦それぞれが自由に使っていらっしゃるようです。

食費や交際費、雑貨、おもちゃ、貯蓄など、使い道ごとに予算を区切り、フリーで使える部分については夫婦それぞれに使用できる枠を設定することで、ご主人様ばかりお金を使っている、という不公平感を軽減できるはずです。

ただ、これはあくまで対症療法。

根本的な解決のためには、夫婦間で価値観のすり合わせを試みる必要があります。

お金の使い方は人生をデザインする重要な要素のひとつです。

後悔しないためには、そこに思想や価値観が反映されていなければいけません。

家計はご夫婦両人の人生に関わるものですので、どちらか一方ではなくお互いが納得できる方針を定めておく必要があるのです。

「絶対的に正しい人生」がないのと同じように「絶対的に正しいお金の使い方」というものもまた存在しません。

どちらが正しいかではなく、夫婦の未来、家族の未来をどうデザインしていくのかをテーマに話し合い、落し所を探ってみてはいかがでしょうか。

◆回答者プロフィール

ノラ

家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細