「10万は、俺のものに使う!」給付金について夫婦の意見が合いません【お悩み相談】
お悩み相談
30代の夫婦と小学生男児2人の4人家族です。新型コロナウイルスの流行により給付金がいただけることになりました。
そのお金で、私は十数年使用して傷んできた家財道具の買い換えや、キッチンのリフォームをしたいと思っています。
ですが、旦那は給付金はそれぞれ個人にもらうものだから、自分で使いたいといいます。週末のたびに話をし、意見がやはり合わずにけんかになってしまいます。
最初の頃は、子ども達にいただけるお金を家のことに使うのはよくない、子ども達のために使ってあげようと言っていた旦那。
確かにそうだけれど、食事作りを頑張って、子ども達においしいご飯を出せたら子ども達もうれしく思ってくれるよね?と意見すると、熱くなりつい出てしまった本音なのでしょう、「俺の金だから、その10万は俺のものに使う!」と言ったのです。
今まで子ども達のために!と言っていたのは本音のカモフラージュだったようです。
個人にいただけるものとは言え、この自粛生活で収入減少うんぬんよりも、支出が増えるばかりの家計や、フル活動の家電の消耗、毎日3食つくるキッチンの傷みにまったく何とも思わないのかとガックリしました。
食洗機は壊れ、そのせいか食洗機下の引き出しも傷んでいます。
ガスコンロも使用はできるけれど、五徳が折れてフライパンなどバランスを取りながら調理し、食べ盛りの子ども2人がお腹いっぱいになるよう毎日頑張っています。
ですが、きっと旦那にとっては毎日温かいおいしいご飯が時間になったら出てくるのが当たり前なのでしょう。
壊れていないのに、キッチンごと替える意味が分からないとまで言っていました。
キッチンが壊れたら食事が作れない、壊れたからといてすぐに取り替えてもらえるものでもないことは考えられないものなのでしょうか?
今後旦那とどのように話を進めれば良いのか悩んでいます。
必要なお金と認めてもらうにはどうしたらいいでしょうか?
意見を戦わせず、互いが納得できるルールを探って
配偶者とのお金に関する意見の違いは大きなトラブルになりやすく、扱いの難しい問題ですよね。
こうした食い違いを解消するには、「納得感」にフォーカスした視点で話し合いをするとうまくいくことが多いようです。
結婚して夫婦になるということは、別々だった人生をひとつのものとして歩んでいくということ。
価値観の違う二人が同じ家族として生活していくためには、お互いが納得できる落し所を新しいルールとして探っていく必要があります。
たとえば、「朝食はご飯の人」と「朝食はパンの人」が結婚したとしましょう。どちらかがデータや理論を並べて正当性を主張し、毎朝自分の食べたい朝食にするのは正しいことでしょうか。
それとこれとは別と思われるかもしれませんが、実は「普遍的に正しい朝食」がないのと同じように「普遍的に正しいお金の使い方」というものも存在しません。
ご相談を拝見すると、ご自身の意見の正当性について多く言及されていらっしゃいます。
しかし、(厳しい言い方になりますが)それは「自分にとっての正しさ」でしかなく、相手の意見を封殺する根拠にはならないのです。
家計は家族全体の人生に関わってくるものですから、その管理には自分のルールではなく自分「たち」のルールが必要です。
1-0で意見を戦わせるのではなく、朝食のたとえで言えば「ご飯とパンを交互にする」というような、二人ともがある程度の納得感を得られるルールを決めるというつもりで話し合いをしてみましょう。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
Information
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