「今こそ投資」という夫と「貯蓄を増やすべき」と考える妻。どっちが正解なの?【お悩み相談】
お悩み相談
最近、コロナの関係で世界情勢も不安定になっています。夫の仕事も取引先との打ち合わせがキャンセルになったり、テレワークの回数が増えたりと影響を受けています。
会社の業績も下向きのようで、給与やボーナスも目減りしてしまいました。
この状況がいつまで続くかも分からないし、どうすればいいか考えあぐねています。
そんな中、夫が「投資額を増やしたい」と言い始めました。
給与も減っている今、投資で利益を確保したいと考えているようです。夫によると、今は世界中がコロナ禍で景気も低迷していて、企業の株も下がっているので買い時だと言うのです。
最悪、会社が無くなる可能性があるから、給与に頼らず利益を生み出せる仕組みを確保しておきたいと話していました。
しかし、私は反対に投資を減らして貯蓄を増やしたほうが良いのでないかと思うのです。
先の読めない世界情勢だからこそ、一時の上がり下がりに翻弄されるような投資はやめて、利益は少なくても確実にお金を手元に残しておける貯蓄を増やすべきだと考えています。
今は、積み立てNISAや投資信託をいくつかやっています。iDeCoも含めると毎月7〜8万円ほどは積み立てています。
それとは別に、急な支出に備える予備費も含め月に10万程の貯蓄をしているのですが、夫はその貯蓄の10万円から半額の5万円程を投資に回したいと考えているようです。
私は投資については素人ですし、難しいことは分かりませんが、5万円の追加は決して少額ではないと思うし、何も今のタイミングでやらなくてもいいのではないかと思っています。
でも、夫に言わせると、それこそが素人考えで、今のタイミングだからこそ、多少無理をしてでも投資しておくべきだと言い、話は平行線です。
これが夫のお小遣いであれば、私も文句は言いませんが、予備費とはいえ家計から支出するものです。
確実にプラスになるならともかく、利益がマイナスになる危険性もあるし、まだ小さい子どもたちもいてこれからお金もかかるので、あまり危険な橋は渡りたくありません。
どうすればいいのでしょうか。
価値観をすり合わせ互いが納得できる方針を探って
ご夫婦でお金の使い方についての意見が合わないと強いストレスを感じますよね。
コロナ禍の影響でイレギュラーな判断の機会が増え、今まで表出してこなかった意見の違いが問題になるケースも多くなっているようです。
こうした場合、まずは家族の将来をどんなものにしていくのか、共通の目標を定めるのが先決です。
投資も貯蓄もそれぞれメリット・デメリットがあり、極端な偏り方をしていなければどちらが正解ということはありません。
考えなければいけないのは、家族の将来をどうしたいのか、どんなお金の運用でそれが達成できるのか、ということです。
いきなり抽象的な話し合いをしてもまとまりにくいでしょうから、最初はお子様の教育方針や老後の過ごし方、そのためにいつまでにどのくらいのお金が必要か、具体的なところから話をしてみると良いでしょう。
それを叶えるために貯蓄なら毎月どのくらいの額を貯金するべきか、または投資ならどの方法で毎月どのくらいお金が必要か、それぞれを選択した際のメリット、デメリットなどもかき出してみて、それをベースにご夫婦で意見をすり合わせしてみて下さい。
ご夫婦が提案するプロセスは違いますが、最終目的は「お金の心配が要らない家族の幸せ」と、一緒のはずです。
フラットな目でどの方法がリスクが少なく、効率よく貯められるかをお互いじっくり話しあい、最良の方法を見つけてみてくださいね。
◆回答者プロフィール
ノラ
家計総合アドバイザー。ライフプランの作成から日々の節約のコツまで、これまで300件以上の家計に関する相談を解決。FP2級、住宅ローンアドバイザー資格有。
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