災害時の安全対策。自宅を「シェルター」にしよう

災害時、小さな子どもや高齢者、病気の家族がいる場合など、集団の避難生活が難しいケースもあります。
特殊な事情がなくても、プライバシーが守られている住み慣れた自宅で過ごせれば、心身の負担も軽くなります。そこで、自宅をシェルターにする方法を、NPO法人ママプラグ認定アクティブ防災ファシリテーターの宮丸みゆきさんに教えてもらいました。
「家具の倒壊やガラスの飛散によって部屋が使えなくならないよう、危険な所は安全対策をしておきましょう。自宅で地震に遭ったとき、部屋のどこがより安全か、少し揺れが落ち着いたらどの部屋にいるといいかなども話しておくといいですね」
リビングの安全対策
●割れた窓ガラスが危険!カーテンを閉めておくだけでも差が
東日本大震災では、建物のダメージは少なかったのに、割れたガラスが部屋中に散らばって部屋で過ごせなくなったという例もあったそう。「カーテンを1枚閉めておくだけでも、割れたガラスの飛散を減らせます」。
●倒れやすいチェストは器具で固定
チェストは転倒防止器具で壁に固定を。器具が見えてしまうのに抵抗があるようなら、前に絵などを飾って目隠しに。引き出しは取っ手を似た色のゴムで留め、飛び出てきてしまうのを防止します。
●カップボードはガラス飛散防止シートとストッパーを
カップボードは外側にガラス飛散防止シートを貼り、観音開きの扉には、扉が勝手にあいてしまわないよう、ストッパーをセット。ストッパーは赤ちゃんのいたずら防止用のものを活用するのもおすすめ。
リビング以外にも安全対策が必要な部屋はいっぱい。まずは家の中をしっかりチェックして。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
Information
NPO法人ママプラグ認定アクティブ防災ファシリテーター。東日本大震災の被災体験を基に生まれた「楽しく学び、賢く備え、自分で考え行動できる防災」というメソッドを実践。普及に当たる。『子連れ防災手帖』の増訂版、『子どもを守る防災手帖』(小社刊)が8月25日に発売。http://www.active-bousai.com
撮影=塙 ひろみ 編集協力=中村 円
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