「あえて出ない」のと「出てはいけないから出られない」の大きな差。家族全員での待機期間、わが家の乗り切り方

#フレンズ 
久しぶりに発熱…

皆様、元気にお過ごしでしょうか?なんにもない家を目指して早10年以上が経過したゆるりまいです、こんにちは。

突然ですが、先日、とうとう我が家でもコロナの感染者が出てしまいました。小学一年生の息子です。学校で大流行の兆しがあり十分に対策をしていたのですが、やはり罹る時は罹ってしまうものですね。

わが家は幸い感染した息子も軽症、家族にも陽性者が出なかったので本当に軽くすんだのですが、それでも濃厚接触者として過ごしている間は大変だなと思うこともあったので、我が家の待機期間の過ごし方をお伝えしたいと思います。

とうとう我が家でも感染者が…

ある日のこと。学校から感染者の報告メールが相次ぎ、警戒していた時のことです。

学校から帰り、入浴を済ませ晩ご飯を食べていた息子のほっぺたが妙に赤いことに気がつきました。検温すると、37.7℃。滅多に熱を出さない(風邪もあまり引かない)息子だったので「これは…!」と思っているうちに、38.3℃まで上昇。しかし夜に眠って一晩たつとすっかりと平熱に戻りました。念のため小児科に連れて行き、事情を説明すると即PCR検査をしてもらうことができました。この間、息子は通常通り元気!ただの一過性の発熱なのでは?と思うほどでした。

しかし、翌朝病院から連絡があり、告げられたのは「陽性です」という言葉。いつ誰が罹ってもおかしくない状況なのは分かっていたのに、頭の中は真っ白になってしまいした。

翌朝には平熱に戻る息子

私たちは、夫・母・息子・私・猫3匹の、人間4人+3匹の家族。息子が陽性となってしまったので、当然、私たち大人は全員濃厚接触者になります。夫や母は息子が発熱する前は普通に職場に出勤していたし、私も友人と会ったりしていたので、(もちろんどうしようもないことは分かっていますが)何かあったら……!と色々なことを考えながら関係者に連絡をしたことを覚えています。

濃厚接触者のPCR検査は、早くても2〜3日後とのことだったので、もう罹っているかもしれないことを前提に、感染対策を万全にして隔離期間を全うすることになりました。

この時点で、息子はやはり通常通り超元気。とても新型コロナウイルスに感染しているようには見えないのが不思議で……。これなら、私も過去に実は罹っていてもおかしくないかも?!と思ってしまうほどでした。

7歳の完全隔離…我が家がとった方法は

陽性となった息子は7歳になったばかりの小学一年生。人一倍怖がりで甘えたがり、一回発熱した以外は無症状なので、めちゃくちゃ元気!なので、一部屋に完全隔離することはできませんでした。

●ワクチン未接種の私を逆隔離
当時私は、しばらく体調が万全ではなかった時期が続いていたので、ワクチンは未接種(この原稿を書いている今は2回目の接種が無事完了しました!)。そのためワクチンを接種していた夫が主に息子係になり、私は寝室を分けて逆隔離状態になりました。いつもの寝室は息子と夫用に、私は空き部屋に個室を作りました。

いつもの寝室は息子と夫用に

私は空き部屋に個室を作りました


●家族間でも黙食
家中にアルコール消毒を置き、定期的に消毒&換気をして、入浴も息子が一番最後の順番になりました。マスクももちろん必須。家の中でのマスク生活は、最初は嫌で仕方なかったけれど、案外慣れるもの。反対になかなか慣れなかったのは「家族間での黙食」でした。いつもたわいもない話しながら食事をしているので、これが地味にきつかったです。できるだけ食事の時は時間をずらしたり距離を取ったりするなどしていましたが、つい寂しさが募ってしまいました。
 
●買い物はネット通販
幸い、発覚する直前にスーパーで食材を買い込んでいたので、数日分はなんとかなりましたが、もちろん足りるはずがなく。東日本大震災を経験しているので備蓄には気を使っている方でしたが、非情事態というものはいつ来るかわからないものだな…と人生何度目かの教訓になりました。

最終的に足りなくなった食材と日用品は、ほとんどネットで購入することになりました。今まで食材は自分の目で選んで買いたいと思っていた派だったので、ネットスーパーは使ったことがなくあまり気が進まなかったのですが、やってみてびっくり!こんなに便利なものだったなんて……。アボカドなんか、私が選ぶよりよっぽど良いものが届きました(笑)。

また、近所のママ友一家にも助けられました。家族ぐるみでとても仲良くさせてもらっているおうちなのですが、ある日玄関にたくさんのお菓子と息子用に本が届きました。なんとなく社会と交流が断たれているような感じがしていたので、もう嬉しくて嬉しくて。持つべきものは友だな…と友人の少ない私は実感したのでした。

長い待機期間を経て

結局、家族全員のPCR検査の結果、夫、母、私は陰性でした。幸いなことに、息子は最初の発熱以来その後も症状がなく、ただひたすら家族みんなで家でじっとしている日々を過ごしました。

私たち家族はおうち大好き一家なので、外に出られないのはあまり苦じゃないかなと思いましたが、「あえて出ない」のと「出てはいけないから出られない」では全く感じ方が違うんですよね。これは最初のステイホーム期にも思ったことでしたが、今回は更に緊迫感がありました。

普通じゃありえないほど、家族みんなで一緒の時間を過ごしたので、その点は良かったなと思っています。長い日々、毎日三食一緒に食べるなんてなかなかできることじゃありませんから。

夫と母は、息子が自粛解除になってから更に7日間待機だったので、さすがにやることがなくなって、ひたすら庭の雑草を引っこ抜いていました(おかげで庭はめちゃくちゃ綺麗になりました)。

今回は息子の症状が非常に軽かったことと家族に感染しなかったことで、比較的のんきな隔離期間を過ごしましたが、それは非常に不幸中の幸いであったことを感謝しなくてはいけないなと思っています。

とはいえ、まだまだ感染状況は落ち着いていないので、引き続き感染対策を行っていかないとですね。早くコロナ前の平和な日常が訪れますように。

ちなみに私の個室にしていた空き部屋は、いまでは元どおりの空き部屋に戻りました。

空き部屋は今はまた元どおりに


作=ゆるりまい
 


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ゆるりまい

ゆるりまい

仙台市在住。漫画家、イラストレーター。夫、母、息子の人間3人 +... もっと見る

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