たい焼きにも“養殖”“天然”がある? 明治時代から愛され続ける魅力の和菓子!

年齢、性別を問わず多くの人から愛される“たい焼き”。
その歴史は古く、様々な逸話が語り継がれている和菓子です。
そこで今回は、たい焼きにまつわる豆知識をご紹介しましょう。
たい焼きの元祖・浪花家はあの名曲のモチーフにもなった?
今年の11月21日に放送された「浜ちゃんが!」(日本テレビ系)では、MCの浜田雅功さんが麻布十番ロケを敢行。老舗が建ち並ぶ商店街を散策し、麻布十番名物のたい焼きを堪能していました。
訪れたのは、創業109年の老舗「浪花家総本店」。たい焼きの元祖と言われる同店には、先代の店主が「およげ! たいやきくん」に登場する“おじさん”のモデルになったという逸話も残っています。
明治時代からの歴史を誇る浪花家。4代目店主に向かって浜田さんは、「続きすぎやと思いませんか?」と冗談交じりに尋ねます。
すると店主は、「まだまだ! 長いところは200年だからね。十番商店街は」と意気揚々に答えていました。
そんな麻布十番の名物・浪花家のたい焼きですが、特徴は1つずつ手焼きする“一丁焼き”。
実は大きな鉄板で複数枚焼き上げるたい焼きを“養殖物”と呼び、1匹ずつ焼く浪花家のようなたい焼きは“天然物”と区別されています。
浪花家の一丁焼きは皮が薄くパリパリしており、中にたっぷり入ったアンコとの相性も抜群。
本格的に寒くなってきたこの時期なら、熱々の出来たてが最高に美味しそうですね。
ちなみに店主曰く、たい焼きが一番売れたのは麻布十番に地下鉄が開通した時。
その時の最大待ち時間は、5時間にも及んだそう。
番組を見ていた視聴者からは、「“養殖物”と“天然物”の区別に驚いた。たい焼きも魚だからってことなのかな(笑)」「今度たい焼きを買う時は養殖か天然かチェックしないと!」「浪花家が元祖なんだね。つまりたい焼きのはじまりは明治時代?」「熱々のたい焼きがめちゃくちゃ美味しそう。久しぶりにたい焼きを買いに行くか」と反響の声が相次いでいました。
今なお語り継がれる“たい焼き論争”

たい焼きといえば、かつて繰り広げられた「尻尾にアンコを入れるべきか」という“たい焼き論争”が有名ですよね。
今から半世紀以上前の話ですが、キッカケは演芸評論家の安藤鶴夫さんが書いた新聞のコラムからでした。
四谷にある老舗「たいやき わかば」を紹介した安藤さんは、尻尾にまでアンコが入っているたい焼きに感動。
主人の仕事ぶりに「人間の誠実さ」を垣間見ます。
しかし安藤さんのコラムに対して、映画監督の山本嘉次郎さんは猛反論。
尻尾は箸休めなので、アンコが入っていたらしついこいといった持論を展開します。
ちなみに山本さんのお気に入りは浪花家のたい焼きだったそう。
結局“たい焼き論争”はマスコミをも巻き込んだ大喧嘩に発展。
もしかしたら当時の様子を覚えているおばあちゃん世代の人も、少なくないかもしれませんね。今も昔も変わらない人気を誇るたい焼き。購入する際は“養殖物”“天然物”にもこだわってみては?
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