ペットボトル、ボウリング球、放置自転車… ゴミの行方を辿るとどんな末路が待っている?

一見何の使い道もない“ゴミ”。
しかしその行方を辿ると、そこには意外な末路が待っているかもしれません。
今年1月に放送された「たけしのニッポンのミカタ!」(テレビ東京系)では、気になる“ゴミの行方”を大追跡。
その驚きの末路をご紹介していきましょう。
放置自転車が海を渡ってガーナの地へ!?
まずは、競馬場内に残された“ペットボトル”の行方をピックアップ。
競馬界最高峰のレース「有馬記念」が開催される際には、中山競馬場におよそ10万人の来場者が訪れます。
そのため会場に残されるゴミは、通常の10倍もの量。
レース後は250名の清掃スタッフが出動し、特別な清掃マシンなどを使ってゴミを回収していきます。
集められたゴミは、資源化できるものであれば再利用へ。
例えば馬券や新聞紙などの紙ゴミはトイレットペーパーや段ボールにリサイクルされ、ペットボトルは“競争馬のゼッケン”に形を変えます。
ちなみにペットボトル6本で1枚のゼッケンが作られるとか。
続いては、使用済みの“ボウリング球”と“ピン”の意外な末路について。
まずピンは材質が木材のため、RPFと呼ばれる固形燃料になります。
いっぽう内部がポリエステル樹脂のボウリング球も、破砕機で粉々にしたのち燃料として出荷。
ボウリング球とピンはどちらも、火力発電の燃料に再利用されていました。
さらに番組では、“放置自転車”の行方も調査。
放置自転車は年間120万台以上出るそうで、そのうち約5%は中古自転車として日本で販売します。
残りの95%はコンテナに収容し、アフリカ・ガーナの地へ。
実はガーナでは、日本製中古自転車は大人気。
「自転車の販売価格=ガーナの平均月収」にも関わらず、即完売するといいます。
ゴミの意外な末路には、番組視聴者も「捨てたペットボトルがゼッケンに再利用されているとは…」「ボウリング球やピンって意外と無駄がないね」「放置自転車が知らぬ間に海を渡り、人々の役に立っている… なんか感動的!」といった驚きの声が相次いでいました。
有名企業が参加する「BRING PLA-PLUSプロジェクト」って何?

ゴミといえば、年々深刻化している“プラスチック”のゴミ問題。
捨てられていくプラスチック製品を何とかしようと、環境省は「BRING PLA-PLUSプロジェクト」という新たな試みに取り組んでいます。
同プロジェクトでは不用のプラスチック製品を店舗などで回収し、集めたプラスチックで再製品化を目指すというのがコンセプト。
プロジェクト自体は不定期開催で、昨年は2月9日から約1カ月に渡って実施されました。
参加店舗には様々な有名企業が名を連ねており、例えば「スターバックス」では同店が販売したプラスチック製タンブラーを回収。
「無印良品」は、スタンドファイルボックスなどのプラスチック製品を集めていたそう。
ちなみに「BRING PLA-PLUSプロジェクト」には、姉妹プロジェクト「BRINGプロジェクト」も存在。
「BRINGプロジェクト」では繊維製品を回収しており、このプロジェクトにも「無印良品」は参加しています。
形や場所を変えて生まれ変わるゴミや不用品。“ただ捨てられるだけ”の時代が終わる日は、もう近いのかもしれませんね。
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