男子3人子育て中でも、“追われない”家事とは? ワーママ必見の時間術
働くママは深刻な時間不足。仕事をして家に帰ってきても息をつく間もなく料理に掃除・洗濯。せめてひと息つく時間が欲しい…。そんなことを思っている人におすすめしたいのが、ミニマリストでもある尾崎友吏子さんの本『3人子持ち働く母の「追われない家事」』(KADOKAWA)です。
この本のテーマは「家事の時間」をコントロールする方法。尾崎さんは、自身も働きつつ、高校生と小学生が2人、合計3人の男の子を育てています。長男には毎日お弁当をつくり、夕食には出来合い品やレトルトを使わず、手作りでバランスの良い食事を子どもたちに提供。その合間をぬって、お掃除をして、洗濯機を2回回します。けれども尾崎さんは、平日にゆっくりお茶を飲み、子どもと語らう余裕があるというのです。
お金持ちではなく普通のマンション住まい。祖父母とは別居なのになぜゆとりがあるのでしょうか。
1.優先順位を決めます
自分がどんな暮らしをしたいのか、それが漠然としていると、日々家事に追われてしまいます。なにをすれば満足できるのか。優先順位を決めると、意外と自分の叶えたいことは少ないと気づくそうです
尾崎さんは次のように考えたそう。
“私の場合、最も優先順位が高いのは、「子供がお腹がすくまでに食事を仕上げること」。手作りのお菓子やパンは、その次。”
しかし、「やりたいこと」とは別に「やらなければならないこと」もあります。例えば掃除や洗濯。それらを無限にやる必要はありません。どのくらいのレベルでキレイになったと思えるのか。それを決めるだけで、やることは少なくなります。
2.「見える化」します
続いて理想の暮らしを叶えるには、自分の暮らし方やスキルを目に見える形にすることです。「どの作業にどれくらい時間を掛けているか」。時間という限りある資源をどう使うのか。目に見える形にすると、無駄も見えてきます。
尾崎さんがスマホに入れて普段から目にしているのは、「調理法×素材のかけ算表」。どんな料理を作れるのか、素材ごと、調理法ごとに分けて表を作っておくと毎日の献立に悩むことはありません。家事のスキルを書き出せば、自分の行動を見直すきっかけにもなるのです。
3.オペレーションを決めます
「平日の洗面台掃除は、ついでにアクリルタワシをかけるだけ」「土曜のお弁当はおにぎりのみ」など、「この日するのはコレ」と決めておけば、やり忘れることも、逆に深追いしすぎることもありません。尾崎さんは、平日の献立はある程度パターンを決めているそうです。
月→週末に作った煮込み料理
火→丼
水→パスタ
木→ピラフ
金→焼きそば・カレー
それぞれのメニューが4種類あれば、ひと月に何度も同じ料理が食卓に出てくることはありません。もちろん、食べたいものや作りたいものがあればそちらを優先させます。上記はあくまで献立に迷ったときのためのもの。この曜日ごとのオペレーションと、前述した「調理法×素材のかけ算表」があれば最強。今夜のごはんは?…と迷うことがないばかりか、週末につくりおきもできます。
上の3つこそ家事の“要”。これまでにも多くの時短料理や片づけ術の情報を読んでも、いまいちしっくりこなかったのは、なぜそうすべきかという枠組みが提示されていなかったから。本書では、まずこの3つを押さえること家事を大枠で捉えることができるでしょう。
けれども同書の魅力は、尾崎さんが試行錯誤していきついた家事のプロセスや細かなコツも織り込まれていることです。週末につくりおきできるレシピ、それを使っての1週間の夕食やお弁当の献立など、いますぐ使える具体的な情報も満載です。ぜひ参考になさってください。
文=武藤徉子
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