息子の気持ちがわかりづらい…。「なんでわかってくれないの?」と泣かれます【小川大介先生の子育てよろず相談室】

#育児・子育て 

Amazonでも好評価の書籍「頭のいい子の親がやっている『見守る』子育て」の著者、小川大介先生が、悩める親たちにアドバイス。「うちの子のこんなところが心配」「私の接し方、コレでいいの?」など、子育てに関するありとあらゆる悩みにお答えします。連載第45回目のお悩みはこちら。

息子の気持ちがわかりづらい…。「なんでわかってくれないの?」と泣かれます【小川大介先生の子育てよろず相談室】


【お悩み】


5歳になる息子は、よく突然怒り出します。それも、何に対して怒っているのかわからないことが多くて困っています。先日もごっこ遊びをしていたのですが、終わり際に「何でママはそれを受け取った?」と急に怒り出しました。「サプリメントどうぞって言われたからだよ」と理由を答えたのに、「なんで受け取ったって聞いてるの!」とさらに怒るばかり。しまいには「なんでわかってくれないの!」と泣き始めてしまいました。

後になって、ごっこ遊び中にサプリメントを食べて欲しかったのに、受け取っただけだったので怒ったのだとわかりました。「お菓子買って!」などストレートな怒りなら、「うんうん、そっか」と聞いてあげられますが、いつも何に怒っているのかわからないため、イライラが募ります。息子はよくしゃべるし、語彙力はあるほうで、出来事や状況を説明することなどは得意です。でも、自分の気持ちを伝えるのが苦手なようで、本当にわかりづらい。子ども同士でもこんなにわかりづらい感情の伝え方をしていたら、友達に逃げられないかと心配です。どのように対応したら、本人の本当の気持ちをわかるようになるでしょうか?(Mさん・34歳)

【小川先生の回答】


“気持ち言葉”の語彙力を増やしてあげる


語彙力があるということは、基本的には知識を取り入れることが好きな子です。ただ、その探求心がまだ自分の興味のある範囲内にとどまっているのでしょう。モノや状況を言い表す言葉は知っているけれど、気持ちを言い表す言葉はまだそんなに知らないのだと思います。だからうまく伝えられないし、わかってもらえない。本人もそれが嫌で、怒ってしまったり、「なんでわかってくれないの?」とモヤモヤしてしまうのだと思います。

まずは、気持ちを言い表す “気持ち言葉”というのがたくさんあるということを教えてあげ、それを本人が意識的に学べる環境を作ってあげましょう。“言葉を持つことで、自分を伝えられる”ということを学べば、モヤモヤした気持ちは大分解消され、唐突に怒り出すということもなくなっていくと思います。

“気持ち言葉”探しに便利な『言葉図鑑』


“気持ち言葉”を学ぶにあたり、役立つのが五味太郎さんの『言葉図鑑』シリーズ。表情のイラストとともに様々な言葉が載っていて、図鑑絵本として楽しめる一冊です。普段から「今の気持ちはどれかな?」とお子さんと一緒に遊び感覚で探してみてはどうでしょう。そして、お子さんの気持ちがわからないときは、ページを開きながら「この中に近いのある?」と聞いてみるといいでしょう。気持ちが絵でわかりやすく説明されているので、お子さんも自分の気持ちをどう表現すればいいのか、わかるようになります。

他にも、小学校中学年以上向きですが、学研の『新レインボー 小学類語辞典』という本もおすすめです。似た気持ちを表すいろいろな言葉があることが分かるので、お子さんの成長に応じて、自分の気持ちにぴったりくることばを見つける手助けになるでしょう。

そういった“気持ち言葉”の辞典を上手に活用して、お子さんの気持ちを表す言葉を増やしていってあげましょう。語彙力が増えれば、それは国語力にも直結します。人物の気持ちを読み取る読解力なども鍛えられますよ。

回答者Profile

小川大介先生
小川大介

教育家。中学受験情報局『かしこい塾の使い方』主任相談員。

京都大学法学部卒業後、コーチング主体の中学受験専門プロ個別塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。個別面談の実施数は6000回を数え、受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評がある。各メディアでも活躍。著書多数。

文=酒詰明子

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■小川先生が主任相談員を務めるサイト:中学受験情報局『かしこい塾の使い方』

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