持っていた株が紙くずに!手元に150万円しかないけれど老後の資金、どう作ればいい?【お悩み相談】

■相談者プロフィール

れんれん(33歳女性)

大学在学中に母を亡くし、ショックで引きこもりに。正社員になれず、独身で老後を迎えることに不安を感じている。

【画像を見る】やる気が起きない「ダラダラモード」。私の悪い癖なんだけど…

お悩み相談


10年前、母(当時56歳)が亡くなり、お金を約1,000万円残してくれました。当時、まだ東京の大学に通っていたので、学費や生活費に充てていました。
母は証券会社を利用しており、その担当者にすすめられ、母と同じように国債やリスクの低い投資信託を選び、堅実に運用することにしました。

母が亡くなったショックは大きかったです。どんなときも味方になってくれた母がもういないという不安で、段々引きこもりになっていきました。そして、大学を中退。東京にいるのもつらくなり、地元へ戻ってきました。
地元の友だちのおかげもあり、引きこもりから脱出。その後、派遣やパートをしながら生活をしています。

証券会社の担当者は、2、3年おきに変わるため、担当者が変わるたびに、新しい投資方法をすすめられます。
ある担当者から株をすすめられ、自分の気になる銘柄を少しだけ購入。大成功しました。それからは株の売買が中心になりましたが、自分が納得できる銘柄を少しずつ分散して持つことにしました。その方がリスクが少ないと思ったからです。

引きこもりを脱して友人や知り合いから持ち込まれる仕事をするようになり、仕事を始め、人間関係も広がりました。だんだん株のことを考える時間がなくなり、担当者にすすめられる銘柄をそのまま注文するようになりました。

小さな失敗が続き、もう株はやめてリスクの少ないものに乗り換えようと考え始めたときのことです。新しく担当になった人から、前任者にすすめられて購入した株が紙くずになったと電話が入りました。

今残っているのは約150万円。

今、友だちが持ってきてくれる仕事はしていますが、どこか会社に就職できる可能性は低く、細々とフリーランスをしていくと思います。
また両親が不仲だったので結婚するつもりはありません。田舎の実家に住んでいるので家賃ゼロですが、いずれ修繕が必要になります。

1人で生きていくことを考えると、今から残った150万円を元手に老後の資金作りが必要だと感じています。今度は人に任せず、自分で管理して投資するつもりです。
少ない金額でもできる投資方法をおしえてください!

また、目標額はどのくらいに設定すればいいのかもおしえて欲しいです。

投資信託がおすすめ! 正社員登用も諦めないで


老後のお金について今から備えようと考えるのはとてもいいことです。
老後に必要なお金は、個々の状況によりますが、生活資金だけでも2,000万円、家の修繕費や介護費用などを考慮すると3,000万円ほど必要だといわれています。
元本を減らしたくないなら国債や積立預金がありますが、リターンが少ないというデメリットもあります。
ある程度のリターンを期待しつつ、かつ少額の資金からはじめるのであれば、投資信託がおすすめです。投資信託は、プロが株式や債券に投資し、得られた利益を購入者へ還元するという金融商品です。特定の株式だけに投資するよりもリスクが少ないのがメリット。証券会社や銀行等で購入することができます。投資信託にも手数料が必要になるので、なるべく購入手数料の低い金融機関や商品を購入するとよいでしょう。

さらに、150万円の投資だけでなく、紹介予定派遣などで正社員への道も考えてみてはいかがでしょうか。収入が安定して支払い続けられる見込みができれば、個人年金保険という選択肢も出てきます。また、退職金制度や財形貯蓄制度がある会社へ就職できれば、老後の資金作りの一助となります。

お母さまが突然お亡くなりなったショックから立ち直り、お仕事ができるようになるまでになったのは、れんれんさまが諦めずにがんばってきたからだと思います。そのバイタリティを活かせば安定した就職口も見つかるでしょう。

収入が安定すれば老後までにいくら貯めるなどの目標も立てやすくなるので、ぜひ頑張ってください。

■回答者プロフィール

a.saito

心理学部卒。就労支援相談員の経験あり。ライターとして金融関連記事を多数執筆。小遣いをロボアドに投資中。

この記事に共感したら

Information

▼誰かに相談したいと思ったら…▼メール占い

エキサイト電話占い

▼コミックエッセイを読んで、あなたのお悩みスカッと解決!連載まとめ一覧▼連載まとめ一覧


本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細