寒い時期こそ大事な空気の入れ替え!家電のプロに教わる秋冬の賢い換気術

#くらし 
秋冬も室内の空気をマネジメントして快適に健康に過ごそう!

新型コロナウイルスの感染拡大に加え、インフルエンザの流行が心配なこれからのシーズン。
マスクの着用、正しい手洗いうがいはもちろん、寒くなる時期ではあっても密閉空間をつくらない「換気」が重要です。

でも、秋冬の換気ってどうやったらいいの?と悩んでいる人も多いはず。
そこで、空気関連の製品を多数扱っている三菱電機住環境研究開発センターの古橋拓也さんに、ニューノーマル時代の“空気マネジメント”についてお話を伺いました。

家庭でも活用できる換気テクニックの数々。すぐにでも実践できることばかりなので、ぜひ参考にしてください!

「換気」と「空気清浄」の違いって?

【画像を見る】空気を管理する“空気マネジメント”とは?

室内の空気を管理する“空気マネジメント”には、「換気」と「空気清浄」の2種類があります。でも、この2つの明確な違いを知らない人も多いのでは?
まずは、その違いを正しく理解しておきましょう。

【換気】室内の空気を室外の新鮮な外気と入れ替えること。
「換気とは、室内にある空気が外の空気とすべて入れ替わるということです。その結果、室内の空気中に含まれる汚染物をすべてなくすことができる点がメリット。ただし、冬は暖房器具で暖めていた室内の暖気が、屋外の冷たい空気と入れ替わってしまうというデメリットもあります」

【空気清浄】室内の空気を浄化し、キレイにすること。
「空気清浄機を通過することで空気の浄化を行なうのが空気清浄です。室内の熱には変化がない(=寒くならない)というメリットがありますが、例えば人間が排出する二酸化炭素などは除去することができないため、完全にキレイにすることができないという点がデメリットです」

厚生労働省では、3密回避のひとつとして「換気」の重要性を啓発しています。
事実、SNSでも換気に関するツイート数は昨年に比べて約4.7倍もアップしているとか(電通バズリサーチ調べ 2020)。

とはいえ、窓開けが困難な空間や、換気装置がないなど、換気ができない部屋もあることから、厚生労働省では「空気清浄機」を補助的に使用することを推奨しています。
その場合、HEPA フィルタというフィルタを使用し、風量が 5㎥/ 分以上であるなど、具体的な基準を提示しているので、その条件にあった空気清浄機を使うことがポイントです。

正しい換気の方法を知っておこう

空気マネジメントでは「換気」がとても重要。でも、正しい換気方法がよく分からない…という人は多いですよね。
室内のどこかの窓を開けておけば換気されていると思いがちですが、それでは効率のよい換気はできないのだとか。

まずは、正しい換気の方法を知っておきましょう。

効率よく換気するには空気の流れをつくることが大事!

効率よく換気するには、実内に“空気の流れ”をつくろう!

「正しい換気をするには、室内の汚れた空気を、屋外の新鮮な外気とすべて入れ替えることが必要です。そのために大事なのは、空気の流れをつくること! 窓を開けて外からの空気の入り口をつくるだけでなく、室内の空気が放出される出口をつくることが、効率よい換気には重要です」

POINT 1:空気の出入り口を離す

窓を対角線上に開けたり、換気扇で強制的に排気するのが効率的

部屋の左右や真ん中にある窓を開けるよりも、部屋の対角線上にある窓や扉を開けたほうが、空気の流れができて効率的。
ただし、窓や扉の位置にはどうしても制約があるので、換気扇を活用して強制的に空気を排気すると効率がアップ! このとき重要なのは、窓を開けて空気の入り口をしっかりつくること。

POINT 2:空気の出入り口をふさがない
換気扇に汚れがついて詰まっていたり、室内の給気口が家具などでふさがれていると、空気の出口がふさがってしまうので、換気量も低下。
また、換気扇の故障にもつながるので、定期的なメンテナンスや家具の設置場所の見直しを。

今日から実践可能! 効率的な換気テクニック

正しい換気方法が分かったところで、三菱電機の研究結果をもとにした効率的な換気テクニックをご紹介。

リビングは人が多く集まる場所。レンジフードを活用すると◎

<テク 1 >外気の風の強さにあわせて換気時間を調整。窓開け箇所は多いほうがよい
「開ける窓の数、外の風の状態でも必要な換気時間が変わります。開ける窓が多い場合や、外の風が強い場合は、換気時間は短めでも十分換気できます。風が入らないときは、少し長めの換気をしてくださいね」

<テク 2 >秋冬の換気中は室温が18℃以上になるように注意する
「WHO(世界保健機関) は、健康を保護するために室内温度を18℃にするよう提案しています。冬場に換気をすると屋外の冷たい空気が入ってくるので室内の温度が下がりますが、室内温度が18℃以下にならないよう、エアコンなどの暖房機は消さずに使用したまま換気しましょう」

<テク 3 >リビングではレンジフードも活用
「リビングは人が多く集まる朝、昼、夕方の時間帯には、人の呼気からの発生する二酸化炭素の濃度がアップします。高濃度になって空気はどんどん汚れてしまいますが、キッチンのレンジフードを稼働することで、在室者がいないときの濃度まで減少させることができます。特に、人が多く集まる部屋の換気は「強」がオススメです」

<テク 4 >就寝時もしっかり換気を
「寝室は就寝と同時に室内の二酸化炭素濃度が増加しはじめ、リビングよりも多くなることもあります。就寝時は密閉していることが多いので、少人数でも人の呼気からの発生物が高濃度となってしまうからです。就寝時は換気扇を止めてしまいがちですが、稼働させておきましょう。換気扇が寝室以外の場所についている場合は、寝室のドアを少し開けるとより効果的です」

就寝時の換気も重要。換気扇が寝室についていない場合は寝室のドアを少し開けておこう


家電を活用した換気効果を高めるテクニック

 
窓開け、暖房機活用、レンジフード、換気扇と、効率よく換気する方法を紹介してきましたが、さらに家電を活用して換気効果をアップさせる方法も!
まずは、夏にも活躍した扇風機から。

<テク 1 >室内の空気を扇風機で撹拌する
「標準的な住宅のリビング・ダイニングで、1つの窓を開けて換気をした場合の風の流れをシミュレーションすると、窓開けだけでは室内の空気全体を均等に換気することが難しいことが分かりました。ところが、窓の反対側の角に扇風機を床面から45°の角度にして送風すると、部屋の中央部にも多くの風の流れができることが判明。扇風機を使用することで、室内の空気を均等に攪拌し、よどみなく換気することができます」

<テク2 >扇風機は斜め上に向けると良い

秋冬の換気に扇風機を利用する場合は、斜め上に向けることがポイント

「暖かい空気は部屋の上に、冷たい空気は下のほうに溜まります。扇風機を使って換気するときは、斜め上に向けると室内の空気の撹拌効果に加えて、窓からの排気の効率もアップします。部屋の隅に扇風機を置いていても、送風する方向を少し変えるだけで、換気効率を上げることができます。換気中は屋外から冷たい空気が入ってしまいますが、換気効率を上げることで、窓を開ける時間を短くすることができるため、寒くなる時間を短くすることができますよ」

また、エアコンも換気に欠かせない空気の流れを生み出します。

<テク 3 >窓の方向にエアコンで風を送る
「エアコンは、単に空気を暖めたり冷やしたりするだけでなく、空気の流れ、気流を生み出しています。その気流を利用することで、換気量をアップさせることができます。窓を開けている間もエアコンを稼働したままのほうがいいと紹介しましたが、そのときに窓の方向にエアコンの気流を向けることで、換気量を高めることができるので窓を開けている時間を短くでき、寒くなる時間を短くすることができます」

最後は、空気清浄機です。

<テク 4 >空気清浄機を部屋の短辺となる壁面に設置する
「部屋というのは、なかなか真四角なものはありません。ほとんどの部屋が、縦長か横長です。その短い辺の壁を背に空気清浄機を置き、壁が長い方向に気流をつくってあげることで、部屋全体の空気を撹拌することができます。また、扇風機のようにルーバーの付いている空気清浄機は、斜め前方に空気を放出するようにしてやると、室内全体の空気を循環することができるので、換気の効率が高まります」

自分でやるには時間も余裕もない…ならばお任せするのも手!

なにかと忙しい毎日、こまめな換気に取り組むのが難しい場合もありますよね、
でも、家電を活用することでより効率のよい換気ができるのなら、ちょうどこれを機に新しいものに買い替えてみようかなぁ、と思った人も多いはず。
そこで、効果的な空気マネジメントにぴったりの最新商品のなかから、特に気になった2つをチェックしてみましょう!

まずは、HEPAフィルター搭載の本格空気清浄機「MA-83H」。

スタイリッシュなのに、ハイパワー! 空気清浄機MA- 83H

38畳(62㎡)の空間を約30分でまるごと清浄するというすごいパワーにまず驚きます。
注目したのは、独自のプレフィルターおそうじメカで面倒な細かい掃除が不要な点! たまったホコリは3~4カ月に一度捨てるだけ。そのタイミングもランプで知らせてくれるので、「そろそろ空気清浄機の掃除、やらなきゃ…」と気にかけるストレスがほとんどありません。

もうひとつは、ミストで空気を浄化する「三菱ルームエアコン 霧ヶ峰」。

三菱ルームエアコン霧ヶ峰 Zシリーズ

空気をキレイにするという独自機能の「ピュアミスト」。エアコンをつけているだけで、エアコンから放出されるミストが、菌、ウイルス、カビ、花粉を抑制してくれるんです。
ほかにも、A.I. ナビが電気のムダの少ない「窓開け換気」のタイミングを教えてくれたり、スマホの画面で風を送りたい場所をタッチするだけで高精細赤外線センサーが風向をコントロールしてくれたりと、最先端の技術が私たちの忙しい1日を手助けしてくれます。

これからのニューノーマル時代、空気マネジメントは基本的生活様式のひとつ。
次第に寒くなる季節、家族みんなが健康に元気に過ごすために今すぐできることはいっぱい! 
まずは正しい換気方法を実践し、家電を上手に使って効率のよい換気・空気清浄を心がけていきましょう。

文=岸田直子

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