目標額は高めに、貯め手段を検討 貯金ゼロから貯め体質(5)

#くらし   


大学進学で子ども1人につき1000万、老後資金に2000万…。
将来必要となるお金は大きいのに、貯金が増えないどころか生活費も足りない!
そんなお金の不安を抱えた方こそ、「貯め体質」に改善すべきです。
貯金ゼロから4年で総資産1000万円超を達成した元証券会社勤務のワーママ・さぶさんが、インスタでも話題を席巻したほったらかしでも貯まる仕組みの作り方を教えます。

※本作品はさぶ著の書籍『貯金ゼロから「貯め体質」』から一部抜粋・編集した連載です

目標額は高めに。貯める手段を検討する

短期、中期、長期、それぞれのゴールで自分はいくら必要か、イメージできたでしょうか。

あまりの金額にクラクラしてしまったかもしれませんね。追い討ちをかけて申し訳ないのですが、ざっと出した金額にさらにプラスして、高めの目標を設定することをおすすめします。

なぜなら、たとえば教育資金。前述のFPによると、交通費など一般のデータにない出費もあるそう。幼稚園からいろいろ細かく積み上げたら、なんとひとり1500万円という試算に!塾代抜きで、です。住宅もローンを払い終わったら安心ではなく、たいてい10年ごとに大きな修繕費がかかります。


あまりの金額に愕然とした私ですが、幸い元証券会社勤務ということもあり、貯める・増やす知識はありました(それまでぜんぜん実行していませんでしたが!)。最初に「目的によって貯め方が違う」と書いたのは、このことです。

①短期の「生活防衛資金」……自分にとって不要な出費を潰して「預金」を増やす
②中期の「目的別貯金」……ほったらかしでも着実に増えるよう「先取り貯蓄」で貯める
③長期の「老後資金」……時間を味方にして、守りながら攻める「ゆる投資」を始める

これらを自動的に実行できるように仕組みを作っていきます。


中期の貯金目標は教育資金をひとり1000万円(高3~大学にかかる費用)。うち約600万円は先取り貯蓄で

貯め方(1)児童手当を全額貯金→198万円

0〜2歳 a)1万5000円/月
3歳~中学生 b)1万円/月 ※15歳になった最初の3月31日まで
a)1万5000円×12か月×3年=54万円
b)1万円×12か月×12年=144万円
(a+b)合計198万円

貯め方(2)毎月一定額を12歳まで貯金→216万円

毎月1万5000円を、給料日に別口座に入金されるよう設定。
1万5000円×12か月×12年=合計216万円

貯め方(3)保険の積立を利用する→200万円

学資保険や、貯蓄型の生命保険を利用し、10年払い込みで200万円の商品を契約。
冬の賞与20万円をないものと考え、別口座に移し、保険料の支払いに。
※残りの400万円は共働きしているさぶのボーナスで貯めていきます

One Point Advice

ほったらかしても自然と貯まっていく仕組みを作るのが大事。現実から目をそらさず、高めの目標を設定してみましょう。

※掲載の情報は2020年9月時点のもので、今後変更される可能性があります。詳細は各種公共機関のほか銀行、証券会社、サービス提供会社などに直接お問い合わせください。

著=さぶ/「元証券ウーマンの一生使えるお金の話 貯金ゼロから「貯め体質」」(KADOKAWA)

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貯金ゼロから「貯め体質」


『元証券ウーマンの一生使えるお金の話 貯金ゼロから「貯め体質」』

元証券会社勤務ワーママ筆者が4年で総資産1000万円超を達成した、浪費家から「貯め体質」への転身術を大公開。インスタで21万超えのフォロワーに支持される、無理なく貯まるコツ満載です。

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