まだ早い?お年玉を活用して5歳の娘の金融リテラシーを育むにはどうすれば【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

■相談者プロフィール

湯豆腐(35歳女性)

お金の勉強は学校では教えてくれないので、子どもにはきちんとしてあげたいアラフォーです。

お悩み相談


35歳、主婦です。今は専業主婦ですが、以前は金融機関に勤めていました。同い年の夫と5歳になったばかりの娘がいます。

ありがたいことに親戚からも大切にしてもらっていて、例年ですとお正月に親戚一同が集まって宴会をするのですが、コロナの感染が爆発的に広がっている地域に住んでいることもあり、今年は叶いませんでした。娘はとてもがっかりしており、泣いてしまって、私もコロナが憎くて涙ぐんでしまいました。

しかし、親戚の方々は「コロナなのによく頑張っているね」と、お年玉を現金書留で送ってくださったんです。夫側のおじいちゃん・おばあちゃんから2万円、私側のおじいちゃん・おばあちゃんから2万円、私の弟から1万円の合計5万円です。どれにも「コロナに負けるな」「また絶対に会おう」という内容の手紙も添えられており、温かみを感じました。


これまでは、頂いたお年玉は子ども名義で貯金してきました。けれど子どもも5歳になって、お金の意味がかなり分かってきた頃です。これを機に、お金の勉強をさせたいと思いました。
金融リテラシーを身に付けるために、早い段階から下地作りをしてあげるのは、親の務めだと思うのです。

ひとつの方法として、ジュニアNISAを始めようかと思っています。資産形成もできますし、子どもに「もらう・使う」以外のお金の使い方があるということを教えるきっかけになるかな、と思ったのです。噛み砕きながら分かりそうな部分だけでも教えようと思っていますが、このような方法はまだ早いでしょうか。他にもっと良い方法はありますか?

お子様の興味関心が維持できるような金融教育を。


コロナ禍で楽しみにしていたお正月の集まりがなくなり、お子さまのみでなく、ご家族・親戚のみなさまもがっかりされたことでしょう。お手紙付きのお年玉が届き、お子さまは本当にうれしかったことと思います。

さて、ジュニアNISAを活用した、お子さまの金融リテラシーの向上計画、とてもよいと思います。ジュニアNISAは、年間80万円の投資枠を、最長5年間非課税で運用できるお得な制度です。2023年までの制度ですし、利用するならば今のうちです。

また、株式・投資信託のいずれを買い付けるにしても、お子さまが興味を持てる銘柄がよいでしょう。子どもになじみのある会社の銘柄など、お子さまが知っている銘柄やそれらが含まれる投資信託ならば、より興味関心を抱き、積極的に学べるはずです。

ただし、ジュニアNISAは、お子さまが18歳になるまで払い出しできない点、マイナスになる可能性もある点にはくれぐれもご注意ください。

幼少期からのお金の教育は、ご両親からの最高のプレゼントだと思います。お子さまの興味を保ちながら無理なく進めてみてくださいね。

■回答者プロフィール

安田 ともよ

大学で心理学を学び、卒業後は金融機関へ就職。FP2級取得済み。主に投資や金融系記事を執筆。

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