コロナ禍での収入が大幅ダウン。貯金を切り崩す生活から脱したい!【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

■相談者プロフィール

ひなた(39歳女性)

生活費のやりくりに悩み中のアラフォーです。貯金を少しでも増やしたいけれどなかなか貯まりません。

お悩み相談


39歳の主婦です。
41歳の旦那、6歳の息子の3人家族です。
お金のやりくりを頑張ってはいるつもりですが、出費が多く手元に余り残らない生活を送っています。

これまでは、私も百貨店で働き、月に10万円ほどの収入がありました。
何とかそのお金で毎月の生活費はマイナスにならず、トントンでやりくりができているような状態でした。
しかし、コロナ禍を迎え、状況は一変。
我が家の息子は小児喘息を持っています。
過去に風邪をこじらせて肺炎で入院してしまったこともあり、コロナに対してはかなり慎重になっています。幼稚園も自主休園しているほどです。
仕事を続けて家にコロナを持ち帰り、息子にうつしてしまうことが不安で、泣く泣く百貨店の仕事は退職しました。

とはいえ、元々やりくりに悩んでいたので、私の収入がゼロになると、家計が余計にピンチとなります。余り対面リスクのない他の仕事への転職をと思っても自主休園で毎日息子が自宅にいるので、それもなかなか難しいのが現状です。

打開策として自宅でもできる内職を始めましたが、それでも支出の方が上回り、毎月5万円ほど赤字となり、貯金を切り崩している状態です。
ボーナスもあるのですが、固定資産税や車の維持費などまとまったものの支出に当てているので、残るのは数万円程度になります。
なので、年間で手元に残るのは10万円あるかないかぐらいの状態です…。
今だけならこの生活でもいいのかもしれませんが、先日テレビでコロナ禍はワクチンが普及したとしてもまだあと5年ほどは続くと専門家の方がおっしゃっているのを見ました。
あと5年も貯金を切り崩す生活では不安しかありません。
その頃には、息子の塾の費用など出費も増えているかもしれません。
何とか支出を抑えようと家計簿もつけているんですが、なぜかお金が貯まっていきません。
コロナ禍の収入ダウンをうまく乗り切るコツがあれば教えて頂きたいです。

特例措置や国の施策を利用してコロナ禍を乗り切りましょう。


コロナ禍でお仕事を辞めざるをえなくなってしまったのは、苦渋の決断だったでしょう。そのせいで毎月赤字になってしまい、家計簿をつけていても貯金を切り崩すことになってしまったとのことで、大変ご不安かと思います。

一般的に、貯金ができないというようなお悩みには、「家計簿をつけて収支の見える化をしましょう」とお伝えさせていただいています。しかし今回は、コロナ禍という特別な要件で収入が減少してしまっている、お子さまがいらっしゃるため外でのご勤務が難しいということでしたら「生活福祉資金の特別貸付」の利用をご検討されてみてはいかがでしょうか?

これは今回の新型コロナウイルスが大流行したことで、収入が減少して生活が困窮した方を対象にした制度で、無利子・保証人無しで貸付を受けることができるため、貯金が底をつくことを懸念される場合はお役に立つと思います。

その他、生命保険料や住宅ローン、国民健康保険料や国民年金保険料なども条件を満たすと支払いの延長や免除などという対策も講じられています。コロナ禍がいつ収束するのか見えませんが、お仕事復帰するまでの間に利用してみることも1つの手段として有効かと思われます。

■回答者プロフィール

水瀬 なお

人間関係や仕事関連のお悩み等が得意。 ファイナンシャルプランナーとして、様々な視点から物事の解決のお手伝いをさせていただきます。

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