塾のクラスが上がると途端にできなくなります。上のクラスで安定するには?【小川大介先生の子育てよろず相談室】

#育児・子育て 

2021年1月15日発売の新刊『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て 』の著者、小川大介先生が、悩める親たちにアドバイス。「うちの子のこんなところが心配」「私の接し方、コレでいいの?」など、子育てに関するありとあらゆる悩みにお答えします。連載第65回目のお悩みはこちら。

【お悩み】


小4の息子は、中学受験のため某大手塾に通っています。習熟度別に4クラスに分かれているのですが、クラスが上がると、なぜか途端にできなくなってしまいます。テストなども全然できなくなり、またすぐに下のクラスに落ちるという繰り返し。テストの中身は、クラスによってそんなに違いはなく、例えば算数なら最後の問題が少し難しくなる程度。途中までは同じなのに、計算ミスが異常に増えたりしています。下のクラスに落ちると、調子を取り戻し、がんばってまた上がるのですが、上がっては下がりの繰り返しで、なかなか上のクラスに安定しません。何か対策はありますでしょうか?(Oさん・38歳)

【小川先生の回答】


クラスが上がると授業もテンポアップするためつまづきやすい

クラスが上がると途端にできなくなってしまうという子は結構多いですね。その一番の原因は、クラスによって授業のテンポが違うためです。今までと学習のリズムが変わるため、そのテンポアップされた授業に対応できれば、力がつきやすいのですが、置いていかれないように焦って授業を受けていると、当然ミスは増えてしまいます。「次!次!」と慌てるクセがついてしまうため、テストでも確認せずにとにかく慌ててしまうのです。授業中の落ち着きのなさが、そのままテストに反映されているのだと思います。

ですからまずは、上のクラスのテンポに慣れることが第一です。授業がどんなペースで進むのか聞いてあげ、考えているうちに次のことが始まっちゃうということであれば、解き始める時間を早めるというのも一案。また、「早く手を動かすというのは無理だから、ミスを減らすことによって、結果的にかかる時間を減らせたほうがいいよね」など、そのクラスでやっていくための親子の作戦タイムを設けるといい気がします。上のクラスに上がる実力のある子ですから、やっていける力は間違いなく持っていると思いますよ。

クラスに定着したければ、そのクラスの子の真似をして

また、上のクラスの子が一週間どんな勉強スケジュールをしているかを聞いてみるのもおすすめです。下のクラスの子と、上のクラスの子では、勉強の取り組み方や時間の使い方、宿題の考え方が絶対的に違います。よく「成功したければ成功者の真似をしろ」と言われるように、そのクラスでの学習に定着したければ、そのクラスでやっている子をマネするのが一番早く、間違いないです。

大人はなんとなく、勉強の仕方が違うんだろうと察しがつきますが、子どもはそういうことはわからないため、聞いてみると新しい発見があるはず。「朝に復習してるんだ」とか、「授業終わった後に見直しをしてるんだ」とか、「土曜日はそんな使い方をするんだ」とか、本人にとっては意外なことがわかると思います。そして、今いるクラスの子の一日を演じるような感じで勉強を進めていくと、自然とそのクラスに定着していくし、勉強のノウハウのようなものも学べるのではないかと思います。


回答者Profile

小川大介先生
小川大介

教育家。中学受験情報局『かしこい塾の使い方』主任相談員。

京都大学法学部卒業後、コーチング主体の中学受験専門プロ個別塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。個別面談の実施数は6000回を数え、受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評がある。各メディアでも活躍。著書多数。YouTubeチャンネル小川大介の「見守る子育て研究所」で情報発信中。


文=酒詰明子

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自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て


『自分で学べる子の親がやっている「見守る」子育て』

大手進学塾や個別指導塾での経験から、子ども一人ひとりの持ち味を見抜き、強みを生かして短期間で能力を伸ばす独自ノウハウを確立。教育家・小川大介氏が、自分軸を伸ばす子育てのコツを公開した話題の一冊。




■小川先生のTwitter:@Kosodate_Ogawa
■You Tubeチャンネル 小川大介の「見守る子育て研究所」

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