イケメン化した幼馴染と「惚れたら負け」のルームシェア。著者・ハルタミミさんインタビュー

漫画アプリ・ピッコマで初期に多くの読者の支持を得たコミック『ダメジョのルームシェア』(ハルタミミ)が、書籍化され再度注目を集めています。
そこで今回、著者のハルタミミさんに、この作品についてお伺いしました。
――どうしてこのような作品を書こうとしましたか?
篤人と似た事情で、子供のときに音信不通になってしまった幼なじみがいて、「今どうしてるのかな。元気かな」とふと思うことがあり、「大人になった今、もし再会したらどうなるんだろう」と思ったのが、最初のきっかけです。最初は8話の予定でしたので、バトルしながらも仲良く終わるラブコメが描けたらいいなと思っていました。


――主人公・マナミはダメジョですが、どうしてこのような主人公にしたのでしょう?
構想段階では「ちょっとだらしがない普通の女の子」というイメージだったのですが、1話目のネームを提出したあと、タイトルが「ダメジョの~」に決まり、タイトルに合わせてダメジョっぽくということで、どんどんダメジョ化していきました。私にとっての普通の女の子が他の方から見たらダメジョ!?=私もダメジョってこと!?と少しショックだった記憶があります(笑)

――書きながら意識したことは何かありますか?
ふたりの関係については、「した方は忘れても、された方は忘れないものだよね」ということを念頭に置きながら、主人公だからといってマナミに肩入れしないようにしていました。篤人の恨みはごもっともなので…!私自身、過去に人を傷つけてしまったことも、傷つけられて恨んだこともあるので、どちらの気持ちもわかるなーと思いながら一歩引いて描いていました。あと、初めての連載で必死でしたので、とにかく〆切を守ることを…(笑)

――読者にどういうところを見てほしいですか?
漫画なので読んでいる間、ただ単純に楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいなと思います。…これだけじゃ怒られそうですので、強いて言えば、篤人が徐々に今のマナミに心を許していくところを見ていただけたら。あとはマナミのダメジョ具合や、おバカなところを笑っていただけたら。

――書き始める前と後で作品への思いは変わりましたか?
最初は「このふたりこの先どうなるんだろう」と他人事のように思っていましたが、完結した今では、「ふたりともずっと仲良く楽しく幸せだといいな」と思っています。大好きなふたりです。

――他のルームシェアものと比べて意識したことはありますか?
ルームシェアものは読んだ記憶があまりないので、特に意識はしませんでした。むしろ影響を受けないように、連載中は他のルームシェアものや少女漫画自体を読まないようにしていました。ちょうどダメジョの連載が始まるときに、漫画家友達がルームシェアの恋愛もののコミックスを出したので、読みたい気持ちをぐっと堪えて連載中の3年間我慢してました(笑)

――好きなキャラクターとその理由をお願いします。
マナミですかね…!ダメジョっぷりが描いていて楽しかったですし、ハッキリした性格なので、すごく描きやすかったです。逆に篤人は最初はなかなか性格が掴めず大変でした。いつも「この人は今何を考えてるんだろう」と悩みながら描いていました。

――好きなシーンやエピソードなどはありますか?
マナミが篤人に慰謝料を払うために必死にバイトかけもちして、やっと手にしたお給料を、その日に服や飲みで散財してしまうところですかね…(笑)あーあ、バカだなー…と思いながらも描いていて楽しかったです。個人的にダメな人…というか、人のダメな部分がすごく好きです。人間味があっていいなと思います。マナミは極端かもですが…。

――最後に読者へのメッセージをお願いします。
連載が完結して1年近くになりますが、皆様のおかげで単行本化していただけることになりました。ありがとうございます。不器用なふたりの再会&同居物語を楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

文=塩谷高彬
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