片づけとおさらば!キッチンのアイテム別「定量&定位置」キープのコツ
やってもやっても終わらない片づけにうんざりする人も多いはず。もうこれ以上、片づけたくない!と思ったら、ものを減らすことから始めてみましょう。今回は、主婦ならではのアイディアが人気のスーパー主婦・井田典子さんに定量&定位置をキープする片づけ術を教えてもらいました。「ものを厳選すれば、どの部屋もすっきり! 片づけの時間も不要に」。
【片づけの手順は4ステップ】
「やるべき家事を書き出してリスト化」→「家族と相談して分担を決める」→「必要な量を見極めて不要なものを処分する」→「目視で把握できる大きさの入れ物で枠を作って、定量を決めて守る」といったステップを追って取り掛かりましょう。
ステップを理解したらいよいよ具体的なお片づけをスタート! まずはキッチン周りから。キッチンは食材や調理器具、食器など、多様なアイテムが集まる難所ながら、成果がわかりやすく、料理の楽しさにつながるため、やりがいがあります。アイテム別にご紹介!
●食器・カトラリー
ふだん用と来客用を分けず、6人分ずつ揃えて1カ所にまとめて収納。1年に数回しか出番のない来客用は持たず、ふだん使いと兼用して収納スペースを削減。平らな器は前、背の高い器は後ろにしたり、収納グッズを活用してデッドスペースを回避。カトラリーも来客用とふだん用を兼用。「お箸は、以前、家族それぞれ別にしていましたが、配膳のときに面倒なので1種類に統一しました」と井田さん。
●調味料(液体)
ストックを持たないことで、収納スペースのムダをなくします。かさばる液体調味料は、残量が高さ3ミリになったときが買い足しの合図。ストックを持たず、スペースを最大限活用します。引き出し式の場合はふたに頭文字を書けば、一目瞭然。
●調味料(粉)
詰め替えとラベリングで、使いやすい収納に!同じ容器に入れ替えてラベリングすると、使いやすく見た目もすっきり。井田さんは1袋全部が入る空き瓶を活用。使い切ったあと、瓶を洗ってから買って補充するので衛生的。
●キッチンツール
1ジャンル1個と決めておけば、使う際の迷いがゼロ!防水加工され掃除がラクな牛乳パックの仕切りで6分割に。ガス台側から「炒める、すくう、混ぜる、量る、切る」用にわけ、使用頻度の低いものは奥へ。
●調理家電
大きな家電も棚に収納し、ごちゃつきを軽減。存在感があり、コードにほこりがたまりやすい家電をコンセントつきの棚にひとまとめ。「炊飯器など蒸気や熱が気になるアイテムは、スライド式の棚に置くほうが安全です」。
●スーパーの袋
定数を決めて容器に入れ、掃除道具コーナーに。買い物時はなるべくエコバッグを使うようにし、スーパーのレジ袋は5枚にセーブ。「掃除道具と一緒にゴミ箱近くに置き、ゴミ箱をきれいにしてからレジ袋をセットします」。
キッチンがすっきりするだけで、料理のモチベーションもアップ! 1日1カ所ずつでOKなので、「できるところから少しずつ」手をつけることが片づけの秘訣です。
【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】