インターネットは冷戦時代のアメリカで生まれた 誰かに話したくなる地球の雑学(92)

日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!
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インターネットは冷戦時代のアメリカで生まれた
インターネットのない世界なんて、今では考えられないことだが、このインターネット、東西冷戦時代のアメリカで開発されたのだという。
1957年、ソビエト連邦による人工衛星スプートニク1号の打ち上げ成功は、アメリカの軍事関係者に大きなショックを与えた。それほどの科学技術があれば、アメリカ本土を攻撃することもたやすいと考えたからである。
アメリカから目と鼻の先のキューバに1959年に社会主義政権が誕生し、1961年には、そこにソビエト連邦がミサイル基地の建設計画を進めていることが明らかになった。一触即発の危機で、最終的には戦争は避けられたが、同じ年にアメリカのユタ州で三つの電話中継基地が爆破される事件が起こった。このとき、アメリカの国防回線は一時的に完全停止してしまい、国防総省は不測の事態が起これば従来の電話回線はまったく役に立たなくなるという現実を突きつけられた。
また、当時のコンピューターシステムは、中央の巨大コンピューターに複数の端末を接続して集中制御するという形式だった。だがそれでは、中央のコンピューターにトラブルが発生すると、全システムが停止するという大きな弱点が生じる。そのため、複数の独立したコンピューターが接続してデータをやり取りする分散型のシステムを早急に開発することになったのである。
分散型システムの開発は、アメリカ国防総省内のARPA(アーパ)《高等研究計画局》主導で行なわれ、1969年には現在のインターネットの原型とされるARPANET(アーパネット)が完成した。これは、大学や研究所に設置された4台のコンピューターが結ばれたもので、当初は軍主導だったが、次第に世界中の研究機関に開発が移行され、学術ネットワークの性格が強くなった。
そして1989年には商業利用も解禁され、誰でも使えるインターネットとして一気に普及したのである。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
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