電話を発明したのはエジソン? ベル? それともメウッチ? 誰かに話したくなる地球の雑学(94)

日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!
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電話を発明したのはエジソン?ベル?それともメウッチ?
電話が発明されたのは19世紀後半のことだが、その発明の名誉と特許をめぐり、さまざまなドラマが存在していた。
まず、「電話」のことを英語で「telephone」というが、もちろんこれは新たにつくられた言葉である。その由来は「遠くの音」という意味を持つギリシャ語で、ドイツの物理学者ヨハン・フィリップ・ライスにより名づけられた。
1861年、ライスはフランスのシャルル・ブルサールが雑誌に発表した「音声の電送」という発想を引き継いで研究を進めたが、その発明が日の目を見ることはなかった。
1871年になると、イタリアのアントニオ・メウッチが、重病の妻との会話を目的に電話を発明する。ところが、経営していた会社が倒産し、資金難に陥ったことから、電話機の特許申請料を払えないという悲運に見舞われた。さらに、それから5年後の1876年1月、あのトーマス・エジソンも電話機の特許を取得しようとするが、書類の不備が原因で、こちらも特許を取得できなかった。
一般に、電話の発明者とされるグラハム・ベルが、アメリカの特許庁に特許を出願したのは、エジソンが書類不備となった1カ月後の1876年2月14日。ベルに遅れること2時間、電話のもととなる機器を発明したイライシャ・グレイも特許を出願したが、アメリカの制度では先に特許を出願したものを優先するため、電話機の特許はベルのものになった。
しかし、電話の発明者については2002年、アメリカ合衆国議会で「イタリアのメウッチが最初に電話を発明した」と認める決議が行なわれた。その結果、電話の発明者としての栄誉はメウッチのものになったのである。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
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