どうしてぼくだけ毛が長いの?「みにくいアヒルの子なねこ」/ねこむかしばなし(5)
ねこむかしばなし 5話
もしも、誰もが知っているあのお話にねこが登場したら…?
桃太郎、シンデレラ、一休さんなど、誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが参戦!?
昔話にかわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさを兼ね備えたねこたちが加わることで、物語は新たな展開に!
童話×ねこの癒やし系ねこまんが『ねこむかしばなし』から、思わずニコニコしてしまうお話を21回連載でお送りします。今回は第5回です。
※本作品はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集した無料試し読み連載です
◆みにくいアヒルの子なねこ
◆元となったむかしばなし
みにくいアヒルの子
あるアヒル巣の中で赤ちゃんが生まれました。次々と卵からかえっていく雛のなかに一人だけ灰色のみにくいアヒルの子がいます。
みにくいアヒルの子は色が違うというだけできょうだいからいじめられてしまいました。耐えられなくなり、いろんなところを転々としますが、そこでもバカにされ仲間外れにされてしまいます。みにくいアヒルの子はじっと我慢して一人で過ごすことにしました。
冬の間も一人でじっとしていると春が訪れます。ふと、みにくいアヒルの子が水面を見るととても美しい鳥が映っていました。みにくいアヒルの子の正体は白鳥だったのです。
みにくいアヒルの子はさっそく白鳥の仲間のもとに行き、幸せに暮らしました。
◆大きなカブとねこ
◆元となったむかしばなし
大きなカブ
あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんが畑に行くととても大きくて立派なカブができていました。おじいさんがそのカブを抜こうとしましたがカブはまったく抜けません。
そのおじいさんの姿を見て、おばあさんが手伝いますが、それでもカブは抜けません。2人の孫が手伝ってもカブは抜けません。飼っていた犬やねこも手伝ってくれましたがカブは抜けません。そしてねずみも協力してくれたところ、ついにカブは抜けたのでした。
著=ぱんだにあ/『ねこむかしばなし』(KADOKAWA)