東京も深刻!? 都市の温暖化「ヒートアイランド現象」/誰かに話したくなる地球の雑学

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誰かに話したくなる地球の雑学 145回


日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!

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都市の温暖化を深刻にする「ヒートアイランド現象」とは?


都市の気温が周囲よりも高くなる現象のことを「ヒートアイランド現象」と呼ぶ。なぜ「熱の島(heat island)」なのか。それは気温の分布図を描いたとき、高温域が都市を中心に島のような形で分布することが由来となっている。

ヒートアイランド現象が起こる理由は、いくつかの要因が考えられる。

まず、緑地や水面の減少により、地面や空気の熱が奪われにくくなっていること。同様に、アスファルトに覆われた地面やコンクリートでできた建物が増加することで、熱がたまり、冷めにくくなっている影響も大きい。さらに、自動車からの排気やエアコンの室外機から出される熱(排熱)の増大、ビルの密集による風通しの悪化もその原因として指摘されている。

世界の平均気温は、過去100年で約0.7度上昇しており、地球温暖化が主な原因と考えられている。この影響を受け、過去100年で日本の中小規模の都市の平均気温が約1度上昇している中、東京では約3度上昇していることからも、ヒートアイランド現象による影響は大きいと推測されている。

ヒートアイランド現象が引き起こす温暖化は、熱中症の増加や睡眠の阻害など、我々の健康にも悪影響をおよぼしかねない。都市内部における大気の循環をつくり出すことで、大気汚染物質の拡散を妨げたり、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの生成を助長したりと、環境に対するさまざまな影響も懸念されていることから、その対策が急務とされている。

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(KADOKAWA)

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