人口増加による食糧難時代を救うのは「昆虫」!?/誰かに話したくなる地球の雑学

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誰かに話したくなる地球の雑学 146回


日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!

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食糧難時代を「昆虫食」が救う!?


2016年、イギリスにあるロイズ銀行のシンクタンクが発表した研究報告によると、2050年までに世界の人口は約90億人に達し、世界各国で深刻な食糧不足が発生すると予測されている。国際連合食糧農業機関(FAO)でも、世界人口の増加に対応するため、2050年までに食料生産を60パーセント増加させる必要があるとしている。しかし、実現は難しいようだ。

なぜなら、20世紀を境に食用家畜の数が激増した結果、膨大な飼料や水を消費するようになっただけでなく、家畜の胃から出たゲップが温暖化の原因となるなど、地球環境に甚大な影響をおよぼすようになったからである。

そこでFAOが推奨しているのが「昆虫食」だ。来るべき食料難時代を乗り切るために、まずは家畜の飼料用に昆虫を養殖することが提案されている。実際、昆虫の養殖には作物ほど広大な土地は必要とされず、温室効果ガスの発生も少ないことから、環境におよぼす影響は最小限にとどめられると推測されている。

人間が食用とした場合、栄養価の面で見ると、白米が100グラムあたり約170キロカロリーであるのに対し、昆虫は400~500キロカロリー程度。バッタと豚肉の動物性タンパク質を同じ重量で比較した場合、バッタのほうが多く含まれている。昆虫の種類によってはビタミンなどが豊富な場合もあり、豚肉や牛肉に比べ、脂肪に含まれるコレステロール量が少ないのも特徴だ。

すでに現在、世界では少なくとも20億人が約1900種類の昆虫を食用にしていることが、FAOによって報告されている。日本でも、地方によってはハチノコやイナゴがよく食べられていることから、今よりも昆虫食が一般的となる未来は、決して夢物語ではないようだ。

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(KADOKAWA)

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