将来、日本でもレアアースが採掘できるかも!?/誰かに話したくなる地球の雑学

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誰かに話したくなる地球の雑学 152回


日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!

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日本でも採掘が検討されているレアアースがある!


日本の経済産業省が「安定供給の確保が政策的に重要である」として指定した31種のレアメタルの中でも、希土類に属する1種類の物質は「レアアース」という呼び名で総称されている。政治・経済的な理由で決められたレアメタルとは異なり、純粋に化学的に分類された金属元素で、17種類の元素によって構成されている。

レアアースは、地球上にわずかしか存在していないが、ハイテク産業で使われる合金や触媒の添加物として重要な役割を果たす。たとえば、低環境負荷型のハイブリッド車に用いられる高性能モーターにはネオジム(元素記号はNd)やジスプロシウム(元素記号はDy)、液晶テレビの画面材料にはイリジウム(元素記号はIr)が必須である。そのほかにも、環境への負荷を減らすためのグリーンテクノロジーには不可欠な存在で、今後、さらに需要が増えるのは確実とされている。

現在、レアアースの埋蔵量は世界全体で900万トンあるが、そのうち5~9割が中国にあると推測され、生産量でも95パーセント以上を中国が独占。そのため2010年に、中国が輸出禁止措置をとった際には世界中に衝撃が走り、9割以上を中国からの輸入に頼っていた日本のハイテク産業も、大きな打撃を受けた。

こうしたリスクを回避するため、近年では日本でもレアアースの採掘が検討されている。特に、本州の南東約1800キロメートルにある南鳥島沖の海底からは、日本の国内需要の250~2000年分をまかなえる量のレアアースが発見され、話題となった。技術開発の成果によって、海底から高濃度のレアアースを回収するメドも立ってきたことから、現在、20~30年先をにらんだ開発戦略が議論され始めている。

著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(KADOKAWA)

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