SDGs基準で車を選ぶ時代が到来! 「日産サステナビリティセミナー」で自動車のちょっと先の未来を教えてもらいました
週末の楽しいドライブや家族の送り迎えなど、忙しい日々を快適にサポートしてくれる自家用車やレンタカー。
電気自動車やハイブリット車も多く見かけるようになりましたが、「環境に優しい車」って、走行中のCO2の排出量が少ないだけと思っていませんか?
もしくは車を選ぶときに、家族構成や色、デザイン、日常の生活パターンだけで決めていませんか?

いま各自動車メーカーでは、「SDGs(エスディージーズ:持続可能な開発目標)」を意識しながら、電気自動車の性能をさらに高めることや、車の製造時に排出されるCO2の削減などにも力を入れているようです。
これからの車選びには、車とSDGsの関係ってもっと重要になってきそう…。そこで、2021年7月30日にオンラインで開催された「日産サステナビリティセミナー」に参加してみました!
車の製造工場でもクリーンなエネルギーの使用が始まっている!
近年、気候の変動が生活を脅かすようなニュースを目にする機会が増えていますが、その大きな原因の一つといわれているのがCO2です。
日産自動車は、2002年から環境に取り組んできた「NGP(ニッサングリーンプログラム)」をさらに進め、車の資源採取から製造、流通、廃棄までの一連の流れを見直すことで、2050年までに「カーボン・ニュートラル」(CO2を排出してもその後の過程でCO2の排出を削減することで、CO2の排出を実質ゼロにすること)を目指すことを表明しました。
また、イギリスにある日産のサンダーランド工場では、3万枚以上の太陽光パネルを設置して、約20メガワットの再生可能エネルギーを発電。欧州で販売する電気自動車リーフの製造に役立てています。これは世界でも先進的な取り組みだそうです!

さらに2030年までに販売するすべての新型車を100%電気自動車に切り替えることも発表していました。車のショールームに行けばオール電気自動車、という未来も近いのですね!
車による死者数実質ゼロを目指して
日産自動車では、自社がかかわる車による死者数を実質ゼロにすることを目指しています。その実現のため、車体の前だけでなく、車体の横も後ろも含めた全方位の運転を支援するシステムを開発。すでにコンパクトカー「NOTE e-POWER」シリーズなどに装備されているそうです。

事故を防ぐことはもちろん、運転が苦手な方にとっても運転をサポートしてくれる技術の進化はうれしいですよね。
電気自動車の蓄電池が、災害時の手助けに
日産自動車の「ブルースイッチ」というプロジェクトでは、地域貢献として電気自動車の蓄電池を活用する取り組みが行われています。
提携した自治体で災害や停電が起きた時に、現地へリーフが到着。そのまま地域住民の方々に蓄電池として利用してもらいます。すでに2019年に台風15号による千葉県の大規模停電で実績があるそうです。
被災時に電気が使える、スマホが充電できる、それだけで安心感につながります。

日産自動車のような世界規模の会社が、環境や社会の問題を意識したさまざまな技術の開発や取り組みを行うことで、SDGs達成にも大きな前進となりそうですね。
そして、これからはデザイン、価格、性能だけでなく、車の製造過程や廃車の際にどうなるのか…という所まで知ったうえで車を選ぶことが必要になってきそうですね!
文=ポテコ
ポテコ

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