百万円単位で安くなる!? 住宅ローン総返済額を抑える重要3ポイント

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住宅ローンを借り入れる際、もっともチェックする必要があるのが総返済額です。総返済額は借入元金につく利息によって変わってきます。この利息を決めるのが、「借入額」「金利」「返済期間」の3要素になります。

※本記事は「家を買Walker 2021-2022 家づくりがわかる最新版」(角川アスキー総合研究所)の一部を抜粋、再編集したものです。

➀借入金額を少なく!

利息を抑えるため第一に大切なのが、借入金額を1万円でも少なくすること。金利は借入金額にかかるので、借入金額が少なければ利息も減って、総返済額を減らすことができます。金利2%、返済期間30年の場合、借入金額が2,400万円なら3,000万円の場合に比べて総返済額は約799万円少なくなります。

 


②金利を低く!

次に重視したいのが金利の低さです。今は低金利なのでそれほど負担を感じませんが、金利が上昇したときは大変…。下図は30年ローンで3,000万円を借り入れた場合の金利別返済額ですが、金利が1%なら2%の場合に比べて総返済額は約518万円少なく、毎月返済額も1万4394円も安いことがわかります。金利が1%違えば500万円もの差が生じるのです。金利の動きは経済状況によるので、借入期間中にどれだけ長く低金利で借りられるかがポイントです。

 


③返済期間を短く!

3つ目は返済期間です。返済期間が短いと毎月の返済額が増えてしまうので、ついつい最長の35年で借りがちですが、返済期間を短くすると総返済額は少なくなります。表の例でも期間30年を25年にすると、毎月の返済額は1万6271円上がりますが、総返済額は177万円下がります。無理のない毎月返済額の範囲で期間を短くしましょう。

 


住宅ローンは目先の金利ではなく、総返済額と毎月返済額で考えることが大切です。上記の3要素をしっかりと頭に入れて、ローンの借入の条件を決めましょう!

文=回遊舎(酒井富士子)、「家を買Walker 2021-2022 家づくりがわかる最新版」編集部

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