育児をしながらの仕事。自分の成果を同僚A子に横取りされてしまいました…【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。
■相談者プロフィール

あおい(35歳女性)

現在の会社には産休・育休をはさみつつも12年勤めている。子供は2人。

お悩み相談


私は35歳の会社員で、今の会社には新卒で入社して以来12年勤めています。子供が2人いるので在職中に2回産休・育休を取得しました。

1年ほど前から社内で大きなプロジェクトに携わってきました。私は2人目の育休明けだったこともあり、こうしたプロジェクトに携わることができてとても嬉しくはりきって取り組んできました。

チームの中に30代のAさんという女性がいました。Aさんは私よりも年下で、結婚しているものの子供はまだいないと聞いています。
一方私は定時退社が基本で、また子供が熱を出した際などには急な遅刻や早退をさせてもらうこともあります。

何度か、急な早退をする必要があり、またプロジェクトの進行上どうしてもその日でないと間に合わない仕事があった際に、Aさんや他の人に手伝ってもらったことがありました。その際には、特に重要な部分は先に自分でやった上で依頼するなど、負担が少なくなるよう心がけてきました。
ところが、実際にプロジェクトが完了した際、一番評価されたのはAさんであっただけでなく、私はほとんどプロジェクトに貢献していないということになっていました。

どうやらAさんは私が「手伝って欲しい」と頼んだ際、引き受けてはくれたものの周囲に「あおいさんから無理やり押し付けられた」とアピールしていたみたいです。私が終わらせていた重要な部分もAさんがやったことになっていて、周囲から見た私は「育児を理由に同僚に丸投げした人」でした。私は自分がいない間に自分の印象がそのように変化していることに気づきませんでした。

私が遅刻・早退していたことや、他の人よりも定時での帰宅率が高いことは会社の記録に残っています。Aさんや他の人に手伝ってもらったのは確かであり、自分がやった箇所を証明することは今となっては難しいです。

それでも私は育休でのブランクを埋めようと、自分のやるべきことはしっかりとやってきました。それなのにこのように他人に成果を奪われ、社内での評価が落ちてしまったのはとても悔しいです。

小さい会社なので今後もAさんと関わる可能性はあります。今後はどのようにAさんに接し、社内での評価を回復させればいいのかと悩んでいます。

評価回復のポイントは“アピールする人物”と“回数”


仕事の成果を奪われるのは悔しいですよね。育休明けで子育てと仕事に取り組んできたのですから、なおさらのことだと感じます。

今後は、Aさんに対しては「そういう人物なのだ」と感情を挟まず淡々と接すること。そして、社内での評価の回復のためには“御自身の仕事の成果をアピールする人物を決めること”と、“アピールの回数”がポイントになってきます。

アピールする人物はプロジェクトの責任者や管理職など、評価に直結する人物が良いかと思います。そして、その評価者にこまめに御自身の仕事の進捗状況や成果を報告してはいかがでしょう。責任ある人物の見方が変化すれば、周囲からの評価も回復していくと感じます。

楽しく仕事に向き合えるといいですね。

■回答者プロフィール

嘉納幸子

臨床心理士・公認心理師・社会保険労務士・通訳案内士(英語)。マスコミ勤務を経て、弁護士・医師など専門職へのメンタルコンサルテーション・講義ほか、家族問題、貧困問題、労働問題など幅広い分野に精通。

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