吾輩は猫である。名前はまだない…あれ、そうだっけ? 「吾輩は猫であるというねこ」/ねこむかしばなし(21)

#趣味 
名前はまだない

ねこむかしばなし 21回【全21回】

誰もが知ってるあのお話にねこが加われば、笑いと癒やしがあふれ出す!?

桃太郎、シンデレラ、一休さんなど、誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが参戦! 昔話にかわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさを兼ね備えたねこたちが加わることで、よく知る物語は新たな展開に発展して…!?

「もしも誰もが知っているあのお話にねこが登場したら?」を描いた、童話×ねこの癒やし系ねこまんが『ねこむかしばなし』をお送りします。今回は第21回です。

※本作品はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集した無料試し読み連載です

◆吾輩は猫であるというねこ

吾輩は猫である

◆元となったむかしばなし

吾輩は猫である
あるところに名前のない飼いねこがいました。その飼いねこは自分のことを吾輩と呼んでいます。
吾輩は失恋をきっかけに哲学するようになりました。足が4本もあるのに2本しか使わない贅沢さ、誰のものでもない地球を分割して領土を主張するおかしさなど、人間を観察しては不思議に思っていました。
ある日、飼い主の教え子が結婚することとなり、自宅で内祝いが開かれます。その席で吾輩は、どうせ死ぬことが決まっているならば自殺も賢い選択かもしれないと悟りに浸り、ビールを舐めました。
酔っ払った吾輩はそのまま水瓶に落ちてしまうのですが、助からないと悟ると抵抗をやめて死を受け止め、沈んでいったのでした。

次ページ:枕草子なねこ(2/2)

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