ついに教授とご対面! 研究計画書の反応は悪くないものの、受験は併願を勧められて…/ただの主婦が東大目指してみた(32)
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いよいよ東大研究室訪問の日。ドキドキしながら研究室のドアをノックすると「どうぞ〜」と、オジさん系の声が聞こえた。
戦いの始まりだ。
「失礼します!!!!」
私は知的な感じではないからせめて明るく、礼儀正しい感じを醸し出そう……!
よし、ちょっとプルっちゃってるけどここまででミスは無……
えっ何このドア! ちゃんと閉めたはずなのに……老朽化してんの? 時間差でもう一段階閉まるの? そういうタイプのオートロック?
あーあ、出だしからミスってしまったよ……
本棚の遥か向こう側から、教授がひょっこり顔を出した。
東大の研究室って学生も常時いる感じだと思っていたけど、学生が集まる感じの広さではなかった。
ただ、おびただしい量の本があった……学者ってこんなに本を読むものかな?
本棚を眺めながら椅子に座って待っている間に、なんか緊張が吹っ飛んでいった。
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