肉そぼろを汁や麺にまぜていただきます!「タンツー麺」/ワタナベマキの台湾食堂(4)

#食   
肉そぼろがうまい!タンツー麺

『ワタナベマキの台湾食堂』4回【全5回】


台湾のあの味がおうちで食べられる!

人気料理家・ワタナベマキさんは台湾好き。台湾のやさしい味付けは日本人にもぴったりで、現地で食事をしたときには次々に料理のアイディアが浮かぶのだとか。

そんなマキさんが考える、日本の材料で簡単に作れて、でも味は本格派のおいしい台湾レシピが満載なのが『ワタナベマキの台湾食堂』。「日本で台湾料理のお店をつくったらこんなメニューを出したい」と考案したレシピは、マキさんなりに日本人が作りやすく、日本の食材でおいしくなるように調整しているのだそう。

台湾に気軽に行けない今だからこそ作りたい「あの味」が作れるレシピをご紹介します。

※本記事はワタナベマキ著の書籍『ワタナベマキの台湾食堂』から一部抜粋・編集しました

タンツー麺 担仔麺

台湾南部の街、台南発祥のタンツー麺は小ぶりの碗によそわれ、軽食のように食べる料理。オリジナルはえびのだしのスープですが、今回は煮干しで手軽に。肉そぼろを汁や麺と混ぜながらいただきます。

◆材料(2~3人分)
豚ひき肉 150g
チンゲン菜 2株
もやし 1袋
煮干し 4本
昆布(5cm四方) 1枚
ストレートタイプの中華生麺 2玉
にんにくのみじん切り 1片分
白いりごま 小さじ2
A
 しょうがの薄切り(皮つき) 1かけ分
 しょうゆ 大さじ1
 塩 小さじ1/2
合わせ調味料
 みりん 大さじ1
 しょうゆ 大さじ1/2
酒 大さじ1
ごま油 小さじ2

1 鍋に煮干しと昆布を入れて水1Lを注ぎ、約20分おいて、弱めの中火にかける。ひと煮立ちしたら煮干しと昆布を取り出す。

2 酒を加えて、ひと煮立ちしたらひき肉を加え、ほぐしながら肉の色が変わるまで煮て、アクを除く。ざるでこして肉と汁に分ける。

3 こした汁にAを加えて鍋に戻し入れ、再び中火にかけて、ひと煮立ちさせる。

4 フライパンにごま油、にんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら、2のひき肉を加えてさっと炒める。合わせ調味料を加え、汁けがなくなるまで炒める。

5 チンゲン菜は縦4等分に切って、もやしはひげ根を除く。大きめの鍋に湯を沸かし、チンゲン菜を約1分ゆでて取り出す。同じ湯にもやしを入れ、約30秒ゆで、網じゃくしなどですくって取り出す。

6 同じ湯に麺を入れ、袋の表示通りにゆで、ざるに上げ、湯をしっかりきる。器に盛り、3を注ぎ、4、5をのせ、白いりごまをふる。

著者のワタナベマキさん

【著者プロフィール】
ワタナベマキ
料理研究家。デザイナー時代に友人や知人のために作ったまかないやお弁当が評判を呼び、 ケータリングサービスをはじめ、料理の道へ。 テレビ番組や雑誌、書籍などで作りやすくバランスのよいレシピを提案。主な著書に『作り込まない作りおき』『何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい』『まずは塩しましょう。無駄なくおいしく食べきる』(すべてKADOKAWA)がある。

著=ワタナベマキ/『ワタナベマキの台湾食堂』(KADOKAWA)

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