育児に翻弄されるうち、オシャレとは程遠い世界にきてしまった／ママはパパがこわいの？（7）

「協力的な夫でよかったね」
「俺が優しい夫だからいいけど、普通こんなの許されないよ？」
夫の優しい発言には、いつも小さなトゲが隠れている…。
『できない私』は、やっぱりダメ人間なの？

美容師としてのキャリアを諦めて専業主婦になることを選び、初めての育児に追われているゆうか。仕事への情熱は消えてはいないけれど、「ゆうかは俺がいないと何もできない人間だね」といった夫の言葉に少しずつ自尊心を削られて、いつしか一歩踏み出すことが怖くなってしまい……。

2019年にヒットしたゆむいさんのコミックエッセイ『夫の扶養からぬけだしたい』から2年半、待望の続編・『ママはパパがこわいの？　夫の扶養からぬけだしたい～ゆうかの場合～』が登場！『ふよぬけ』の主人公・ももこの義妹、ゆうかを主人公に、夫との関係性に悩む主婦の切実な思いを描き出します。

初めての出産・育児が、想像以上に過酷なものだと気付いて戸惑うゆうか。夫は仕事が忙しいと言ってサポートしてくれず、「別に責めてないよ」「ゆうかはキャパ小さいから、無理に仕事復帰しなくていいよ」と言うのでした。「夫は私の限界を理解して許してくれる、私は恵まれてる…」とゆうかは思い込もうとするのですが、一方ですっかり自信をなくしてしまうのでした…。

※本作品はゆむい著の書籍『ママはパパがこわいの？　夫の扶養からぬけだしたい～ゆうかの場合～』から一部抜粋・編集しました。