行きたくない同窓会、断りきれない自分。私は我慢とあきらめを繰り返すしかない/あのころの自分への呪いにさよなら(2)

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断れなかった…

『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』2話【全13話】


大人になったわたしを今も苦しめ続ける、学生時代の辛い記憶…。嫌がらせを受けた人間は、一生その過去を背負って生きていかなければいけないの?
楽しい高校生活を期待して入学した女子校。主人公のユイを待ち受けていたのは、女子グループのなかで行われる陰湿で過酷な嫌がらせの恐怖に怯え続ける毎日でした。クラスの中心的存在であるクラスメートに声をかけられ、憧れのグループに入るユイ。しかし些細な理由で嫌がらせの対象にされた友達をかばうこともできず、次第にその矛先は自分に向けられるように。からかい、無視、SNSでの悪口…色を失っていく日常に、ユイの心と体は悲鳴をあげてしまいます。

『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』の著者・もつおさん最新作。目に入る世界があまりにも狭かった学生時代の呪いと、そこからの解放を描くコミックエッセイ『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』をお送りします。

孤立することを恐れ、誰に何を言われてもへらへらと笑って受け流してしまうユイ。不甲斐なさを自覚しながらも「人に拒否されるくらいなら我慢して諦めるほうがマシ」と、そんな自分に甘んじていました。後輩の尻ぬぐいで残業した夜、へとへとで帰宅すると、ポストには高校同窓会のお知らせが。懐かしさとともに嫌な記憶が蘇ってきて…。

※本作品はもつお著の書籍『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』から一部抜粋・編集しました。

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