魚住りえさんがアドバイス!「声が遠くまで届かない」悩み
毎回寄せられるお悩みを“話し方”の観点からアナウンサーの魚住りえさんが具体的なレッスンとともにアドバイス! 他人を引きつけ、愛される会話術。さて、今回のお悩みは……
【お悩み】「おなかから声を出すようにしています。でも、遠くには聞こえていないみたい」
【魚住さんアンサー】「声を体のどこに響かせるか、〈共鳴〉を意識すると、ぐんと聞き取りやすい声に」
●鼻先を振動させる声の高さがいちばん聞き取りやすい
以前取り上げたテーマは「声の高さや話す速度」でした。この点を調整できたら、次は「声の響かせ方」を意識し、聞き取りやすい声を目指しましょう。声が聞き取りやすくなるだけで、不思議なくらい話が魅力的になるんですよ。
発声するときには、吐いた息が声帯を通過します。このとき、声帯が震えて空気を振動させると、声の源となる音が生まれます。この音を、口からのどまでの空間や、鼻の穴から咽頭、または頭蓋骨内の空間で増幅させることが「共鳴」です。共鳴のトレーニングについては、鴻上尚史さんの『発声と身体のレッスン』を参考にさせていただいています。
人さし指と中指を揃えて、鼻先に触れてみましょう。口を閉じて「ムー!」と声を出してみます。いろいろな高さで「ムー」を繰り返していると、指先に振動が伝わってくる高さがあります。これが共鳴している状態で、鼻が共鳴する高さは、他人がいちばん聞き取りやすい声の高さです。「いちばんいい低い声(少人数の会話におすすめ)」、「いちばんいい高い声(演説におすすめ)」は、イラストを参考にしてみてください。
声を変えるだけで「話が上手で楽しい人」という印象になります。声を変えて、新しい魅力を身につけてくださいね。
大勢の前で話したり、意見発表する機会がある人は、特に挑戦してみてください。
【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
Information
フリーアナウンサー。「音声表現」を教える独自のメソッドが、声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響くと人気に。著書に『 10歳若返る!話し方のレッスン』(講談社)など。
■魚住りえさんのレッスンを受けてみたい方はこちらから。
魚住式スピーチメソッド
イラスト=柿崎こうこ 撮影=三沖直文 ヘア&メイク=畑野和代 編集協力=中村 円
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