関節がポキポキ鳴るのは、骨の音ではなかったらしい /人類なら知っておくべき地球の雑学(77)

1年より1日のほうが長い惑星があるってホント?キリンは超高血圧⁉ 天体や動植物、化学など、読めば思わず人に話したくなる様々なジャンルの理系ウンチクを『人類なら知っておきたい 地球の雑学』より、皆様に1日1本お届けします!
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関節がポキポキ鳴るのは、骨の音ではなかったらしい
映画やドラマでは、ケンカの前に指や腕の関節をポキポキ鳴らして相手を威嚇(いかく)するシーンがよくある。ふだんの生活でも、退屈したときに指を引っ張ったり、急に屈伸運動したりすると関節が鳴ることがある。ポキポキというあの音は、どうして鳴るのだろう。
ポキポキという音は、ずばり「気体が弾ける音」である。
関節のつなぎ目は滑液(かつえき)という液体で満たされ、関節包でくるまれている。滑液は卵白状の粘性のある液体で、タンパク質やヒアルロン酸を含み、関節の摩擦を最小限に抑え、スムーズな動きができる役目を担っている。
指を引っ張ったり、急に関節を曲げたりすると、関節のつなぎ目は引き離されるが、滑液の量はそのままなので関節包内の圧力が一気に下がる。すると滑液の中には、二酸化炭素などのガスが生じて気泡ができる。液体には、密封された状態で圧力が下がると、中から気体が発生するという性質があるのだ。そして、さらに関節が引き離されると、この気泡が一気に移動して弾けてつぶれてポキポキと音が鳴る。
一度鳴らした関節を、続けて何度も鳴らせないのは、ガスがまた滑液に溶けるまで数10分かかるためである。
面白がって関節を鳴らしていたら、「体に悪いからやめなさい」と叱られたことがないだろうか。体に害があるかどうか実証されたことはないが、気泡が弾ける瞬間は、小さな面積に1トン以上ものの力が働くといわれるので、関節の組織を損なう可能性もある。やはり、ほどほどにしておいたほうがよさそうだ。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
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