中学校につづいて、高校でもいじめが原因で不登校になってしまった娘。低空飛行でも、少しずつ成長していくその姿をリアルに綴り、大評判のコミックエッセイ『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』。執筆についてのあれこれを、著者の青木光恵さんに伺いました。

『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』発売記念 青木光恵さんインタビュー 画像(2/5) 『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』 青木光恵 1000円(税別)KADOKAWA
『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』 青木光恵 1000円(税別)KADOKAWA

――一人娘のちゅんこさんの不登校を描いた前作『中学なんていらない。』に続き、高校でも不登校になってしまった様子を描いた『不登校の17歳。』が発売され、話題です。読者からはどんな反響が届きますか?

読者さんからの反応は、いじめの部分は特に皆さんの古傷をえぐる事が多いらしく、こちらの想像以上に怒ったり悲しんだりする方がいて、サジ加減が難しいなと感じました。あとは、読者さん側の状況や育って来た環境によって受け取り方にかなり幅が出るんだなあと。


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――不登校やいじめなど、デリケートなお話なので、反響もさまざまなのですね。内容はシリアスですが、とても読みやすかったです。

できるだけ俯瞰で、距離を置いて出来事を描くように気をつけました。


――当事者である娘のちゅんこさんご自身は、どんなふうに受け止められていますか?

娘自身は、あんまり可哀想な子だと思われるとギャップがあるようです。趣味とか友達もいるしそれなりに楽しく過ごしていたので。


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――家事はご家族で分担されているのでしょうか? 家事のコツや、おいしくて簡単なオリジナルレシピなどがあれば教えてください。

家事は、娘も含め時間のある人がやる事になってます。掃除の得意な人が家にいないのでお恥ずかしい事に常に大体散らかってます。コツは私が知りたい!!(笑)よく作る簡単料理はドライカレーもどきです。冷蔵庫の中の適当な野菜や肉を細かく刻み、炒め、カレー粉やカレールー(1カケラくらい)で馴染ませて味を塩や胡椒、砂糖、オイスターソースなどお好みでととのえて終わり。時短もですが、頭が働かない時に作ります。ポイントはオイスターソースです。間違いない魔法の調味料で重宝してます。何にかけても美味い!


――魔法の調味料! それは素敵です(笑) あとがきに「親が機嫌良く暮らすことはとても大切」とありましたが、日々機嫌よく暮らすためにされていることを教えてください。

アイドル摂取、友達と喋る、街に出て服や雑貨や化粧品を見る、髪や爪をきれいにする、花を飾る、とかですかねぇ。


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――素敵です。親が自分の人生を機嫌良く楽しむのはすばらしいことだと思います。不登校を経て、ちゅんこさんは大学に進学されました。本書の中で大学の存在意義についてもいろいろ語られています。

学びたい、学び直したいと思った時に、それが出来やすい環境になるといいなと思います。お金の工面含めて。


――この本を通じて、読者に伝えたいことはありますか?

伝えたい…とかはあまり考えてません。それぞれ環境が違うでしょうし。うちの場合はこうでしたというとても個人的な事を描いて、その中で何かしら誰かの参考になる事があればいいなと思ってます。


――きっとなっていると思います。最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いいたします。

なんとかなるもんだよ!


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(構成/波多野公美)