女の悩みにズバリ回答!「実母とけんかばかり。どう接すればいい?」
夫、子ども、ママ友、しゅうとめ……どこまでも尽きない女の悩み。一人で悩んでいないで相談してみませんか? 作家の桜木紫乃さんが皆さんの相談にお答えします。
【お悩み】
実母との関係に悩んでいます。先日も、趣味で作った手編みの靴下を父に6足あげたところ、母が3足くれといってきました。それを「バザーに出すわ」というのです。カチンと来て「それならお父さんにあげて」というと、「私は履いたらだめなの?」といいます。「履くならいいけど」といえば、「バザーに出す」。昔から、母とはこんなふうに話がかみ合わずけんかばかり。会うのは数カ月に一度ですが、いつもこうなので、どう接すればいいのか分かりません。(愛知県 ちかよん 46歳)
【桜木さんの回答】
カチンと、来ますわなあ。かみ合わない会話の長い歴史を想像して、しんみりするワタシも、母の娘であり娘の母であります。母親が「自分の産んだ娘に何を言ってもいい」と思えば、娘だって「母親の自由になどなるか」と思っている。平行線ですわ。
娘に手編みの靴下6足をプレゼントされたお父さん、うれしかったと思いますよ。長い親子の歴史の中で、お母さんはあなたがお父さんに対して見せるやさしさの1割も自分のほうに向いていないこと、気づいてます。お父さんがそんな状況に心を痛めていたら――切ないです。ご両親はご夫婦。娘の知らない男と女の峠を越えてきたつがいですもん。どうか、靴下は「気に入った人にあげてね」と、お母さんにも1足さし上げて。あまのじゃくなお母さんなら「人にあげるくらいなら私が履くわ」とおっしゃるかも。
数カ月に一度、娘に悪態をつく母親も悪くないと思うんですよ。娘が「二度と来るか」の捨てぜりふで実家を後にしたって、その時点でみんな元気だもの。健全に腹を立てられる家族、尊いですよ。
【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
Information
さくらぎしの/作家。北海道生まれ、在住。子ども2人を育てながら作品を発表。2013年、『ホテルローヤル』で直木賞を受賞。最新刊は『氷の轍』(小学館)。
イラスト(桜木さん似顔絵)=伊藤和人
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