「なんにもない」は究極の時短。キッチンに物がなければ掃除の手間もかからない!/なんにもない部屋の暮らしかた(2)

#くらし 
「キッチン」は家の中心に。当然余計な物も置きません

『なんにもない部屋の暮らしかた』2話【全6話】


物を捨てるのが大好きで、自らを「捨て変態」と名乗る漫画家のゆるりまいさん。ゆるりさんの自宅のリビングやキッチンは、殺風景ともいえるほどスッキリ! 仮にコンタクトレンズを落としても見つけられるほど「なんにもない」空間になっているそうです。
物がなければ空間を広々と使えるし、掃除もしやすそうですが、同時に「物がなさすぎる部屋で暮らすのは無理じゃない?」「家族は平気なの?」という疑問も…。
『わたしのウチには、なんにもない。』シリーズが好評のゆるりまいさんが、家に「なんにもない」を実現しながら家族と快適に過ごす知恵と工夫を伝授!『なんにもない部屋の暮らしかた』から、「『なんにもない』は究極の時短。キッチンに物がなければ掃除の手間もかからない!」をお送りします。
部屋単位でも、引き出し一つからでも「なんにもない」を試してみることで、心の持ちようが変わるかもしれません。

※本作品はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』から一部抜粋・編集しました

【空間の作り方】最初は家族の負担を最小限に「なんにもない」は時間をかけて慣れるもの

汚家時代の台所(「キッチン」なんて言葉は似合わない)は、家の北側に位置するひっそりと暗い場所でした。当然、ここも物に溢れていたので、非常に狭く2人立つのがやっと。氷で冷やす昔の冷蔵庫なんてものもあったっけ。そんな台所なので、私は狭さを理由にろくに手伝いもせず、母はひとり黙々と家族の食事を作り続けていました。寂しい思いをさせ続けて申し訳なかった…。そこで新しい家では、寂しくないキッチンにしようと、心に決めたのです。

氷で冷やす昔の冷蔵庫なんてものもあったっけ


そうしてできた今の家の「キッチン」は、家の中心に位置し、当然余計な物も置きません。家作りの段階で、私は「キッチン家電は全てしまいたい!」と宣言し、パントリーは、家電を入れても大丈夫な造りにしてもらいました。その時は、母も夫も「ふーん」といった反応でしたが、いざ新居に住みはじめると、私が本当に何もかもしまうので「そこまでしなくても…」と、唖然。当然「出しつばなしのほうが楽なのに!」と、反発もありましたが、①使ったら出しっばなしでもOK、代わりに私が片付ける(家族にとっては使う時に取り出す不便さだけにする)、②家族が取り出しやすい&使いやすいように収納の場所を工夫する(動線を考えて、背の高さに合わせて取り出しやすくする)、この2つを約束しました。

家族の手間を半減させることで「キッチンのなんにもない化」を受け入れてもらったのです。今では、家族もなんにもない状態が当たり前になって、自然と「使ったらしまう」が身に付いてきました。最初に何もかもしまうよう強要しなかったこと、物が少ないとしまう場所が明確で、片付け=面倒臭いというイメージが払拭されたことが、成功の鍵だったのだと思います。

家作りの段階で、私は「キッチン家電は全てしまいたい!」と宣言


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