キッチンの「物」を減らすには?○○だけを持つことで、楽しい食事に!/なんにもない部屋の暮らしかた(3)

物を捨てるのが大好きで、自らを「捨て変態」と名乗る漫画家のゆるりまいさん。ゆるりさんの自宅のリビングやキッチンは、殺風景ともいえるほどスッキリ! 仮にコンタクトレンズを落としても見つけられるほど「なんにもない」空間になっているそうです。
物がなければ空間を広々と使えるし、掃除もしやすそうですが、同時に「物がなさすぎる部屋で暮らすのは無理じゃない?」「家族は平気なの?」という疑問も…。
『わたしのウチには、なんにもない。』シリーズが好評のゆるりまいさんが、家に「なんにもない」を実現しながら家族と快適に過ごす知恵と工夫を伝授!『なんにもない部屋の暮らしかた』から、「キッチンの『物』を減らすには?○○だけを持つことで、楽しい食事に!」をお送りします。
部屋単位でも、引き出し一つからでも「なんにもない」を試してみることで、心の持ちようが変わるかもしれません。
ゆるりさんの自宅は、当然キッチンにも余計な物を置きません。キッチン家電すら出しっ放しが嫌なので、すべてパントリーの中へ。「がらーん」としたゆるりさん理想のキッチンを実現しましたが、生活していくうちに問題が発生…!?
※本作品はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』から一部抜粋・編集しました
【キッチン道具】家族と使うキッチンだからこそ、家族が使いたい物には寛容に
家族とキッチンを使ううちに、私にとってひとつ困ったことが生じました。それが「調理器具の増加」です。計量カップや水切りカゴ、色んなサイズのフライパンや鍋、タッパー等。私にとっては不要だけど、家族にとっては必要な物が増えていくのです。家族にだって、それぞれ使いやすい&欠かせない道具があります。そこで家事を一緒にする以上は、家族が増やした物には、目をつぶるようにしたのです。
物を減らしたくて必死になっていた時期もありましたが、キッチンに関しては少し考えるのをやめました。家族も少ない物で暮らす事に慣れてきたのか、徐々に物を増やすこともなくなりました。お互いの妥協点が今のキッチンの量なのかもしれません。
