
ぐんぐん伸びる子が持っている「自己肯定感」の正体とは?
近年、「自己肯定感」という言葉をよく見聞きするようになりました。私自身も、書籍や音声配信、コミュニティなどを通じて、親御さんに子どもの自己肯定感を高める大切さを伝えています。
自己肯定感とは、簡単にいうと「自分の現状を肯定できる感覚」のこと。今のままで十分価値があると、ありのままの自分を認められる力を指します。一方、心理学の世界には「自己肯定感」と似た言葉で、「自己効力感」という考え方があります。自己効力感とは、「自分はできるという感覚」。できると自分を信じられる力のことです。
自己肯定感と自己効力感の違いは、自分にとって難易度の高いこと、できないことをどう捉えるかに表れるともいえます。自己効力感の高い人は過去の経験などから“きっとできる”と信じて突き進み、自己肯定感が高い人は、“できても、できなくてもいい。それでも自分には価値がある”と捉えて挑戦します。どちらも、子どもが伸びていくうえで大切な力です。
自己肯定感という言葉が広まるにつれ、自己肯定感が自己効力感の意味で使用されているケースも目にします。ここでもう一度心に留めておいてほしいのですが、「現状を認め、肯定し、目の前にいる子どものままで十分価値がある」と捉えるのが自己肯定感を高める子育ての基本です。
このように伝えると「子どもを甘やかして大丈夫か」と心配されるかもしれません。しかし、少し立ち止まって考えてみてください。失敗をしたり挫折をしたり、他人と比較されたり……家庭の一歩外に出たら、甘くはない環境ばかりだと思いませんか。
そう、子どもの自己肯定感を高められるのは親だけなのです。「ありのままのあなたがすごい」と口にし、隠された子どもの長所を発見し言語化できる人は、そういないのですから。どんどん言葉にして伝え、子どもの自己肯定感を高めていきましょう。
著=石田 勝紀、カワグチ マサミ/『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)
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