学校からのお便りはかばんにしまったまま。翌日の学校の準備を自分でやらない子へかける言葉は?/子育て言い換え事典(8)

#育児・子育て 
自ら動けるような仕組みをつくろう

『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』8話【全14話】


「ゲームや動画に夢中になってしまう」「口答えや言い訳ばかり言う」「宿題を解くのに時間がかかる」…子どもたちがこんな状況の時、どのような声かけをしていますか?
親の言葉が知らず知らずのうちに子どもの心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまっていることがあります。ついつい言ってしまいがちが「ネガティブワード」を、どのような「ポジティブワード」に言い換えればいいのでしょうか。

これまで5万人以上の生徒を指導し、全国で保護者の相談に応えてきた教育専門家の石田勝紀氏が、実際に行ってきたアドバイスとその成果をもとに、子どもへの適切な声かけを「場面別」「性格別」にわかりやすくまとめました。
ご自身も育児に奮闘中の漫画家・カワグチマサミさんのイラストで、子どもの自己肯定感を高める言葉の選び方をご紹介します!

※本作品は石田 勝紀、カワグチ マサミ著の書籍『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』から一部抜粋・編集しました。

学校からのお便りはかばんにしまったまま。翌日の学校の準備を自分でやらない子へ

今日、何ポイントゲットした?


子どもには「過去・現在・未来」の概念がないだから「未来を見据えた準備」が苦手です

「小学生になったのに、自分で翌日の準備をしないんです」「親が確認しないと、ランドセルの中に、しわくちゃになったお便りやプリントがたまっていく」「忘れものが多くて困っている」。これらは全国の親御さんから寄せられる、よくある悩みです。ただ、小学校低学年のお子さんには「過去・現在・未来」といった時間の概念がありません。つまり「未来に備えて準備をする」発想がないのです。当然ながら、スケジュール管理やタスク管理は至難の業です。

ではどうすればいいか。オススメなのは、次の3つです。

①毎日やるべきことのタスクを洗い出し、見える化する
②「歯磨きが終わったら翌日の学校の準備をする」など、一連の流れをつくって習慣化する
③「やったら何ポイントゲット」など家庭内でルールをつくり、遊び化する

たとえば「家に帰ったらすぐにランドセルの中身を出す:1ポイント」「ごはんを食べたら宿題をやる:2ポイント」「歯磨きのあと、翌日の準備をする:2ポイント」という具合にルールを決めます。親が「明日の準備はやったの?」とその都度声をかけなくてもOKです。スケジュールやタスク管理の方法は、著書『勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)に詳記していますのでぜひ参考にしてみてください。

育児への向き合い方

計画的に動いてもらいたい
ではなく、

自ら動けるような仕組みをつくろう
に思考チェンジ!

自己肯定感を高めるワンポイント

子どもは「過去・現在・未来」の時間軸を持っていないとお伝えしましたが、それは決して悪いことではありません。いま目の前のことに集中できます。過去を悔やんだり未来ばかりを見て不安を感じたりするよりも、余程しあわせかもしれません。ただ、時間の概念を持たないために親子の日常生活に支障がでる部分については、親が、チェックリストをつくったり、習慣化の仕組みを考えたりして、サポートする必要があります。

ポイント

計画性がない=自由気ままな子どもらしさであることを忘れずに

著=石田 勝紀、カワグチ マサミ/『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)

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