宿題やテスト勉強をせずに、ダラダラ…。初動が遅い子にオススメの勉強法/子育て言い換え事典(14)

「ゲームや動画に夢中になってしまう」「口答えや言い訳ばかり言う」「宿題を解くのに時間がかかる」…子どもたちがこんな状況の時、どのような声かけをしていますか?
親の言葉が知らず知らずのうちに子どもの心を傷つけ、自己肯定感を下げてしまっていることがあります。ついつい言ってしまいがちが「ネガティブワード」を、どのような「ポジティブワード」に言い換えればいいのでしょうか。
これまで5万人以上の生徒を指導し、全国で保護者の相談に応えてきた教育専門家の石田勝紀氏が、実際に行ってきたアドバイスとその成果をもとに、子どもへの適切な声かけを「場面別」「性格別」にわかりやすくまとめました。
ご自身も育児に奮闘中の漫画家・カワグチマサミさんのイラストで、子どもの自己肯定感を高める言葉の選び方をご紹介します!
※本作品は石田 勝紀、カワグチ マサミ著の書籍『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』から一部抜粋・編集しました。
宿題やテスト勉強をせずに、ダラダラしている子へ

初動が遅い子には「分割勉強法」がオススメ
勉強しようと思い立った1秒後に、勉強を始められる人はいません。教科書やノートを用意したり、机のうえをきれいにしたりといった、なにかしらの“準備”が必要だからです。勉強が好きで仕方がないという人は、この準備を億劫に感じませんが、たいていの場合はそうではないでしょう。ただでさえ気が重いことに対して、準備もしなければならないとなると、さらに面倒に感じるものです。
宿題やテスト勉強をせずにダラダラしている子には、作業の分割をオススメします。「とりあえず教科書を開くだけでいいよ」と伝え、教科書の該当ページを開かせます。そのあとはダラダラしてもOK。次に必要な文房具を用意してまたダラダラ。つづいて10分だけ勉強をしてまた休憩。これらを何回か繰り返しているうちに、徐々にまとまった時間、集中できるようになっていきます。分割されていた作業が連結されていくのです。
勉強ができる子は、教科書や辞書を出しっぱなし、開きっぱなしにしていることが多いのですが、これも同じ原理です。離席する際には、問題集のキリのいいところまでやらずに中途半端に終わらせる子も。そのほうがリスタートしやすいからです。面倒くさいことに対して、いかに初動の負担を減らすか。これがポイントです。
育児への向き合い方
はやく勉強するように言う
のではなく、
↓
とりあえず準備だけさせる
に思考チェンジ!
自己肯定感を高めるワンポイント
上記のやり方で作業を分割するとき、「やりたいこと」「やってもいいこと」「やりたくないけれどやらなければならないこと」の3つに分ける方法もあります。
「(1)やってもいいこと」
↓
「(2)やりたくないけれどやらなければならないこと」
↓
「(3)やりたいこと」
の順番で取り組むと、意欲を保って最後まで到達できます。
ポイント
取り組みやすいことから始め、好きなことで終わるように計画を立てる
著=石田 勝紀、カワグチ マサミ/『みんなの自己肯定感を高める 子育て言い換え事典』(KADOKAWA)
Information
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