イチゴ表面のつぶつぶの正体は「種」?/人類なら知っておくべき地球の雑学(130)

1年より1日のほうが長い惑星があるってホント?キリンは超高血圧⁉ 天体や動植物、化学など、読めば思わず人に話したくなる様々なジャンルの理系ウンチクを『人類なら知っておきたい 地球の雑学』より、皆様に1日1本お届けします!
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イチゴ表面のつぶつぶの正体は「種」?それとも?
イチゴの赤い部分は「果実」で、つぶつぶは「種」と思われがちだが、これは誤り。そもそも「果実」とは、花のメシベに花粉がつくことで、メシベの下のほうにある子房が発達し、中にある胚珠と呼ばれる部分が種に変化したものだ。たとえば、ミカンやモモ、カキなどがこれにあたる。
一方、イチゴの赤い部分の正式名称は花托という。花托は「花床」とも呼ばれ、本来はオシベやメシベが生えるための土台の役目を果たしている。イチゴの花にはメシベが100本以上あるが、受粉すると花托の部分が大きくふくらむ特徴がある。
つまり、我々が食べているイチゴの正体はふくらんだ花托で、種と勘違いしていたつぶつぶのほうこそが、イチゴの果実というわけだ。その証拠に、つぶつぶをよく見ると、糸の先のようなものが短く突き出ている。これこそがメシベの名残なのである。
また、イチゴのように、子房以外の部分がふくらんで果実のように見えるものは、偽果と呼ばれる。リンゴやナシも同じく偽果で、ふだんは食べない芯を中心としたわずかな部分こそが、果実となっている。
ちなみにパイナップルは、小さな実が集まってできる複合果に分類される。ウロコのような表皮は、もともとは花で、この部分がパイナップルの果実なのだ。一つのパイナップルはおよそ150個の果実から構成されており、中央にある芯の部分が花托にあたる。
著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)
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