憧れるけど難しそう…そんな着物へのハードルを下げる、「ルールにとらわれない」着こなし術
小学校の卒業式で年々増加しているという袴姿での出席。子どもだけでなく、卒業式・入学式に着物で出席する保護者も以前より多く見かけるようになりましたよね。
艶やかで品のある着物姿に憧れる人は大勢いるのに、日常生活でも着こなす人はごくわずか。「着付けが難しい」「動きにくい」「暑い」など、着るのが億劫になってしまう問題点がいくつもあるのがその原因です。
ところが、着物のデメリットとも言えるこれらの点を、オリジナリティあふれるアイデアでクリアし、着物を普段着として楽しむ女性がいます。着物クリエイターとして活動し、SNSでも注目を集める「みさまる」さんです。
「しきたり」にとらわれない自由な着物スタイル
子どもの頃から着物に憧れ、祖母のお下がりやリサイクル着物店で購入したお手頃な着物で独自のスタイルを発信するみさまるさん。
彼女が得意とするのは、和と洋の垣根を越え、礼装に使われる黒紋付すらパンク風にアレンジする「ルールにとらわれない」着こなしです。

例えば、帯を締める代わりにベルトを使うテクニック。
帯のように複雑な手順はいらないし、帯よりも幅の細いベルトならお腹周りの窮屈さもぐっと軽減されます。何より、ふだん洋服に使っている手持ちのアイテムなら気軽にチャレンジできますよね。

さらに、着物の下にブラウスを着ることも。
本来ならば長襦袢を着ますが、ブラウスに置き換えることで着付けの難易度は下がりますし、着崩れも気になりません。
洋風の文化が入ってきた明治や大正時代には、実際に男女ともに行われていたスタイルで、古典柄の着物も一気に「大正ロマン」なファッションになります。
+αの小物で祖母の着物も生まれ変わる

母親や祖母のタンスで眠っている着物を活用できずに困っている人も多いはず。着付けを習って着てみようと思っても、そのまま着るとシックすぎて着こなすのが難しい色柄もありますよね。
そんな場合でも、ベルトや洋風の小物でアレンジすればモダンに生まれ変わることもあります。
少しのアイデアで一気に可能性を広げることができる着物のポテンシャルを探ってみてはいかがでしょう。
着付け手順やリメイク方法の解説も
「そうは言っても着付け方法を知らないし……」という人もご心配なく。
みさまるさん著の『フリースタイル着物コーデBOOK』では、初心者さんでもわかる基本的な着付け手順や着付けに必要な小物類の解説も!


そして、暑さ対策にもなる「ショート丈」「半袖」スタイルの着物を作る、リメイク方法の紹介まで。

卒業式や入学式だけでなく、ふだんのお出かけにも気軽に着物を取り入れてみてはいかがでしょうか?



文=奥村佳奈子
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