シーン別「困った」を解決!「気になる子」への保育サポート集が実践的で子育てにも役に立つ

先日、PTAから募集があったので、小学校のスポーツテストのお手伝いに行ってきました。1年生を担当したのですが、マンモス校なので1学年200人もいて、そのサポートは結構大変でした…。しかも、まだ入学して間もないというのもあり、注意してもなかなか聞けない子がいたり、指示と違う行動をしてしまう子などもいて、「どうやって声をかけたらいいかな?」と戸惑うことがありました。
そんなときに、たまたま目にしたのが『気になる子の保育サポート74実例』という本でした。この本は「気になる子」に対して、シーン別にどのように対応したらよいかという実例がたくさん掲載されています。個人的には「気になる子」でなくとも、子育てのヒントになりそうだなと思ったので、詳しく調べてみました。
「困った子」は「困っている子」

『気になる子の保育サポート74実例』は、清瀬市子どもの発達支援・交流センター「とことこ」の岩澤寿美子センター長、西村和久主任が監修に携わっており、お二方とも公認心理師などの有資格者。現場の方が監修されているので、実践に生かせそうですよね。
この本では、先生や大人にとって「困った子」は、実際にはその子自身が「困っている」のだということが書かれています。そのうえで、現場でよくある「気になる子」に関するシーンを「行動」「身体の動き」「人との関係」「保育生活」「言葉」の5つのテーマにわけ、各シーン別の対応例が紹介されています。
具体例とその対応方法が実践的でわかりやすい!
例えば、「夢中になると切り替えが苦手」「散歩のとき列から離れてしまう」「姿勢がくずれやすい」「身体が少し触れただけで取り乱す」「偏食が激しい」「手をつなぐことをいやがる」「質問と違う答えが返ってくる」といった具体例が挙げられており、それぞれの行動に対して、どういう声かけや対応をすればよいかという案が複数掲載されています。

個人的には、コロナ禍前は読み聞かせのボランティアをしていたので、「絵本を見ていられない」という場合、どう対応したらよいかはとても参考になりました。家庭でも、子どもの集中力が途切れてじっとできないこともあるので…。その子の気持ちに寄り添い意思を尊重することは、子育てで大切なことだと思うので、そういった大事なことを思い出す良いきっかけにもなりました。

『決定版 シーン別対応がわかる 気になる子の保育サポート74実例』(新星出版社・税込2,145円)は、具体例が数多く挙げられているので、特に保育士さんや幼稚園教諭、学校の先生など子どもと接する機会が多い方におすすめだと思います。もちろん子育ての参考にもなりますので、気になる方はぜひ手にとってみてください!
文=矢野 凪紗
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