着やせの神・岡田友梨さんスペシャルインタビュー SNSで大人気の「着やせの神」誕生秘話
「オバチャンみたいやな」と言われたダサダサ中学時代
滋賀県出身の岡田さんは、幼い頃からスポーツをしていて、ジャージが定番スタイルでした。
「ファッションを気にすることがほぼなくて、ジーパンをはけば私服だと思ってました。でも、中学2年生のときに、外出先でたまたま同級生に出会って『ゆり、オバチャンみたいやな』って言われたんです。本当にショックで……。それがきっかけで、ファッションの勉強がはじまりました。」
雑誌や街行く人を見て、独学でファッションを学んだ岡田さん。しかし、スポーツのために鍛えている自分と一般人との体つきの違いに気づき、「どうやったら私も雑誌に載ってる人のように着こなせるのかわからなくて、すごく悩んだ」といいます。
「大学生の時はオリンピックを目指してたので、体を鍛えることは私にとって当たり前のことでした。オシャレのために痩せるという選択はありませんでした。だから、アスリート引退後にも、肩幅や筋肉が大きい女性のための服がなかったら、自分で立ち上げようと心に決めていました。」
引退後専門学校に通うも1年もせずに退学
27歳で引退した岡田さんは、28歳にして服飾専門学校に通い出しました。でも、一年もせずに自主退学……。
「私は服を作りたいんじゃなくて、服をプロデュースしたかったんです。だから、私に必要なのは服の製造の専門知識ではなく、痩せて見えるコーディネートの実績だと気づいて、アパレルショップで働くことにしました。」
これまで独学で培ってきたファッションや着こなしの知識を駆使して、お客さんの悩みを次々に解決。すぐにリピーターさんが生まれました。
「私自身、体型にコンプレックスを抱いていましたが、世の中には色んな悩みを持つ人がいることに気づきました。同時に、可愛い見せ方や合わせ方がわからない人が多いんだということを初めて知りましたし、自分に合うサイズの市販の服がなくて困っている人が多いことも学びでした。」
アパレルを続けながら、2016年に自身のファッションブランドを立ち上げます。
「自分でプロデュースした服を作ろうと決めて、SNSを駆使してファッションブランドを立ち上げる方法を教えてもらいました。この時にであったパタンナーさんは、今では頼れる相棒です。そして、アパレルの製造と取引をするために株式会社を設立して、『KINGLILY(キングリリー)』がスタートしました。」
その人の「好き」を大事にしたコーディネートを
現在は、SNSで着やせコーデやKINGLILYの新商品を紹介していますが、今後は、もっとたくさんの人にファッションを楽しんでもらえる活動をしたいと岡田さん。
「人間の悩みは千差万別で、個人個人で違います。最近は、『この体型で、この顔で、この肌色だったら、これが似合いますよ』って答えを出す傾向がありますが、好きなものを好きに着るのがファッションの楽しみ方だと思うんです。最初に選んだ好きなアイテムに何をどう組み合わせたらいいのかっていう知識の方が大事なはず。これからは、その人の『好き』を大事にしたコーデの提案もしていきたいですね。」
一人ひとりの悩みを解決して、誰もがファッションを楽しめる日が来るまで、岡田さんの挑戦は続きます。
▲教えてくれたのは
スタイリスト:岡田友梨さん
ガッチリ体型女子のためのブランド「KINGLILY」のデザイナー兼代表。SNSやメディアで、さまざまな着やせアイデア・アイテムを発信し、「着やせの神」としても話題の人物。
写真/アベユキヘ 取材/安倍川モチ子
【レタスクラブ編集部】
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