「上野の西郷さん」を見た西郷隆盛の妻がつぶやいた衝撃の一言／大人の教養 博識雑学2000（58）

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※本記事は『大人の教養 博識雑学2000』から一部抜粋・編集しました。

「上野の西郷さん」の除幕式で西郷の妻がつぶやいた一言

西郷隆盛は写真嫌いだったといわれ、坂本龍馬や勝海舟のように本人と断定できる写真を残していない。よく知られている西郷の肖像画は本人をモデルにしたものではなく、弟の従道（つぐみち）と従兄弟（いとこ）の大山巌（いわお）の顔を参考に、イタリア人銅版画家エドアルド・キヨソネがつくり上げたもの。つまり「想像の産物」だったのだ。

1898（明治31）年に完成した上野公園の西郷隆盛の銅像も、高村光雲（こううん）がキヨソネの絵を見ながら製作した。そのため除幕式に参列した西郷の妻・糸子は、思わず「うちの主人は、こげんなお人ではなかった」と漏らしたそうだ。

著＝雑学総研／『大人の教養 博識雑学2000』（KADOKAWA）